今回の事故米の食用への横流し事件は、消費者の食の安全に対する信頼を根底から揺るがしたのみならず、事故米を使用した関係者に多大の混乱と甚大な被害をもたらしており、極めて残念である。このような事故米を不正規流通させた業者の行為は、断じて許されるものではないばかりか、これを防止できなかった農林水産省の責任は誠に重大なものがある。
このため、政府が一刻も早く、事故米の流通実態の全容解明を行うとともに、二度とこのような事態が発生することがないよう、万全なる対策を講じ、国民にとって最も大切な食料である米について不安を払拭し、安全・安心なシステムを早急に確立するよう、強く訴えていく。