信教の自由

「キリスト教は排他的で独善的な宗教。これを背景とした欧米社会は行き詰まっている。キリスト教よりましだが、イスラム教も排他的」と断じたのは、政権与党の民主党小沢幹事長でした。高野山で仏教会と会談後の会見でした。

「これはまずい」と思って、海外の各メディアの反応を調べてみたところ、「キリスト教と欧米批判」としてかなり大きく報じられていました。特に米国では普天間基地移設問題と相まって、現在でも深刻な事態だと捉えられています。

私はクリスチャンではありませんがフォローをしなくてはなりません。11月27日産経新聞では、作家の曽野綾子氏(クリスチャンとは知りませんでした)が「不勉強な宗教批判を謹んで」と題して「キリスト教の排他性」への反証を試みているのでご参考に願います。

特定の宗教宗派を持ち上げたり批判したりすることは、「思想信条の自由」「信教の自由」にかかわります。それを政府与党の中枢にいて要職にある人物が軽々しく発言することは謹んでもらいたいものです。

明らかに「信教の自由」を奪っているのは中国共産党です。チベット人やウイグル人の仏教信仰を弾圧していることを小沢氏はどう思っているのでしょうか。民主党国会議員150名を引き連れて、にこやかに「中国共産党詣で」を行った感覚が理解できません。

【写真】木原みのる事務所では地元の健軍神社に新年詣で。「スマイル号」も御祓いしていただきました。