自民党は、まもなく参議院選挙マニフェストを発表します.
既に骨子は発表しました。
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pdf/2010_kosshi.pdf
野党になって初めての選挙公約です。
これまでの野党の公約といえば、現実離れをした理念的な政策(自衛隊廃止、普天間基地県外移設)や、財源の根拠を示せない政策(子ども手当、ガソリン値下げ)や、選挙の時に考えた制度設計の甘い票集め政策(高校無償化、高速道路無料化など)が目立ちました。
政権奪還を目指す政党であれば、国際情勢を鑑み現実に即した、財源を示して実現可能な選挙公約が求められます。
そして、政権交代後、世界情勢の変化や天変地異などで、仮に公約が実現できないことになった場合には、素直に国民に説明し、程度によっては解散総選挙を行い政策をやり直す覚悟が必要でしょう。
現政権の悪いところを言えばキリが無いので言いませんが、最大の罪はマニフェストに対する国民の信頼を失ってしまったことです。
「どうせ守らないのだろう」 「信じていたのに裏切られた」
これが町の声で一番多い意見です。
今後、各政党がどんなに立派なマニフェストを発表しても、信じてもらえない可能性があります。マニフェスト選挙への拒否反応です。
政治に対する信頼を回復しなければなりません。
著名人候補者を探している場合ではないはずです。
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