禅譲

「自分が何かの役職についている時、心の底から『これは自分より優れた人物だ』と思う人がいるなら、いま自分がついている役職を、さっさと、その人に譲ってしまうくらいでなくてはいけない。それくらい私心を捨てなければ、そもそも政治家なんか、やってはいけない。」(南洲翁遺訓)

漢籍では『禅譲』という故事で知られています。君主という最高の位が、何の争いごともなく、徳のある君主から徳のある君主へ継承される。そこに地縁や血縁は関係ありません。(もちろん皇室は特別で、あくまでも為政者の話です)

現代日本に置き換えてみると、民主主義における選挙制度とは、禅譲を有権者に委ねている制度と言えます。議院内閣制は君主(=総理大臣)を選ぶ方法としては欠陥が多いと思いますが、憲法上の制度なので現時点では仕方がありません。

さて民主党の代表選挙です。政権与党ですから事実上の『君主』を選ぶ選挙になります。『禅譲』に値すべき候補者がいるのかどうか。

どうやら過去に「君主失格」の烙印を押された人同士の争いになりそう。

残念ながら、どちらに転んでも日本の不幸は続きそうです。

 

【写真】熊本県護国神社「みたま祭り」に献燈した提灯の前で支援者の方と。

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