増えている鬱病患者

毎日たくさんの人と接していますが、家族に鬱病患者がいたり、自身が軽い鬱病と診断された方とよく出会います。

鬱病の発症の原因は遺伝や性格だけでもないし、ストレスだけでもありません。自殺に直結してしまう病気ですから、働き盛りの人だった場合、家族はもちろん国としても大きな経済的損失を伴います。

ちなみに、統計によると鬱病や鬱による自殺で亡くなる場合の経済的損失は平成21年度で約2兆7千億円、こうした損失がなければGDPは約1兆7千億円引き上げられると言われています。

「鬱病になりやすい性格」を挙げておきますので注意してください。

・物事に白黒をつけないと気が済まない

・ひとつの出来事を全てに当てはめる

・物事の悪いところしか見ない

・過程を考えず飛躍した結論を出す

・自分で状況を絶望的だと決めつける

・すべて完璧にするべきと考える

・自分にダメなレッテルを貼ってしまう

・自分にすべての責任があると思い込む

鬱の発症の原因は解明されていませんが、現代社会のあり様と密接に関係しているようです。実態を解明する研究は徐々に進んでいます。それまでは個々人が家族や周辺の人を気遣い、病気を知ることによって発症しないように予防していかねばなりません。

道徳教育まで含めた自殺への予防対策を社会全体で取り組む体制を構築していきたいものです。

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