今上天皇は喜寿(77歳)を迎えられました。日本国民の一人として謹んでお慶びを申し上げます。
残念ながら、最近殊更に天皇陛下または皇室に対する「不敬」が気になります。
中華人民共和国副主席・習近平が来日の際に、鳩山総理(当時)は「日中関係は大事なので、ルールを杓子定規に考えず弾力的に運用する」として、天皇陛下のご日程調整のルールを捻じ曲げて強引に拝謁をセットしました。政治利用そのものであり決して許されないものでした。
また民主党の小沢一郎幹事長(当時)は、訪問先の韓国において、天皇陛下の韓国ご訪問について「韓国の皆さんが受け入れて歓迎してくださるなら結構なこと」と述べました。閣僚でもない者が天皇陛下の国際親善のご活動について指示を出すとは、思い上がりも甚だしい限りです。自分を何様だと思っているのでしょうか。
昨年の「天皇陛下ご即位20年記念式典」で天皇陛下のご臨席で居眠りをしたとされる政府関係者。答弁書では否定することは出来ませんでした。不敬極まる行為であり看過できるものではありません。現場に居た多くの人は強い憤りを感じていたようですが、何故か報道がありません。
記憶に新しい「議会開設120年記念式典」において秋篠宮ご夫妻に対して『早く座れよ』などとヤジを飛ばした中井洽衆議院議員。日本の国会議員として資質にかける行為は言語道断です。
政府ならびに民主党議員に対し猛省を求めます。今後決してこのようなことがないようしていただきたい。
【写真】天皇誕生日奉祝式典で祝辞を述べました。