人口が多く経済成長が著しいBRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)は今後も継続的に資源獲得競争を行います。そのため、鉱物資源やエネルギー資源の価格上昇が想定されます。
日本では他国から資源を輸入することが困難になる時代が必ずやってきます。
こうした中で、我が国の領海やEEZを含む大陸棚は鉱物資源やエネルギー資源の宝庫であり、その適切な管理と開発を進めていくことは急務といえます。
以下は日本の大陸棚における資源の推定回収可能量(平成19年の国内消費量との比較)の一部です。
- 銀・鉛 約180年分
- 亜鉛 約240年分
- マンガン・コバルト 約200年分
- ニッケル 約36年分
- プラチナ 約15年分
- 天然ガス 約42年分
- 銅 約 約16年分
ポテンシャルはかなり高いと言えます。しかし、眠らせているだけでは「宝の持ち腐れ」であり、他国も虎視眈々と狙ってくる(既に狙いをつけている)のは間違いまりません。
以下のような課題に日本は早急に取り組むべきだと考えます。
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海上保安庁による尖閣諸島周辺海域への警備体制の強化
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「鉱業法」を改正し、外国船による地質調査の取り締まり権限を確立
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日本近海の海洋資源調査の強化・拡充
(つづく)
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