批判の矛先

『民主党が歴史的な政権交代を成し遂げてから、わずか1年4カ月。政治が混迷に陥るとは、いったいだれが想像しただろうか』

朝日新聞は平成23年元旦号の社説でこのように書きました。あまりに他人事のように思ったのは私だけではないはずです。

民主党政権が混迷を極めています。総選挙での国民との約束=マニフェストが実現できないことが原因のひとつです。

一昨年の総選挙では、本当の選挙の争点は「政権交代」ではなく、百年に一度の経済危機に政治がどう対処するべきかという経済対策の是非であると訴えました。そして、民主党マニフェストの問題点を強く指摘しました

当時、メディアからは「自民党は批判ばかり」と叩かれました。

総選挙の時点で、政策よりも政局を優先して完成した民主党マニフェストでは、将来かならず政治が混迷することを指摘した評論家の論調も少なからず存在しました。

にもかかわらず、その問題点を見抜くことが出来ず、ひたすら麻生政権(当時)の足を引っ張る報道に徹した方々は胸に手を置いて責任を痛感していただきたい。

そして、現在再び「自民党は批判ばかり」と叩くことをよく検証していただきたい。未熟で国家観の希薄な政党が、実現不可能なマニフェストを抱えていては、今の我が国の重大な局面を乗り越えることが出来ないことはわかっているはずです。

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【写真】新聞でも取材を受けた満開のしだれ梅です。ご近所の皆さんと乾杯!