東京消防庁ハイパーレスキュー隊員の活躍は素晴らしいものがありました。帰京した隊員から活動報告を受ける石原慎太郎都知事の映像が放送され、記事にもなりました。
「みなさんの家族や奥さんにすまないと思う。ああ…、もう言葉にできません。本当にありがとうございました」
いつも強気の石原都知事らしからず、感極まり涙を隠すことも無く言葉を詰まらせながら感謝を述べておられました。私も同じ気持ちで涙を流して観ていました。皆さんもそうだと思います。
その場に参加した隊員の一人は、新聞記者にこう語りました。
「あの強気の知事が涙を流して礼を言ってくれた。上から物を言うだけの官邸と違って、われわれのことを理解してくれている。だから現場に行けるんだ」
都知事のリーダーシップと隊員の国民を守りたい想いが交錯し、お互いの信頼関係の下に国運を左右しかねない重要かつ危険なミッションを完遂し、結果を生むことが出来ました。
現政権も知恵を絞って懸命に対処していることと思います。しかし、「何か」が決定的に欠けていると感じているのは私だけではないでしょう。
その「何か」のひとつを石原都知事と東京消防庁隊員の皆さんが教えてくれた気がします。
【写真】ツイッター熊本交流会でパネルディスカッション。震災の現場でもツイッターの功罪が問題になりましたね。