野田佳彦政権が誕生しました。
首相のこれまでの演説を聞く限り、「鳩山氏や菅氏より期待できるのでは」と感じました。しかし、その後の民主党人事や組閣を見て、早くも期待は裏切らたようです。
- まず退任した菅直人氏。
退任間際に朝鮮学校の高校無償化適用の手続きを文部科学省に指示したことは看過できません。拉致実行犯釈放嘆願署名に始まり、北朝鮮系団体へ多額の寄付、そして朝鮮学校無償化と、最後まで北朝鮮との深い関係が目に余る氏でした。こんな人を総理にしてしまった事を我々は反省せねばなりません。
- 新総理の野田佳彦氏。
「思惑ではなく思いで、下心ではなく真心で・・・」という演説に共感しました。しかし、舌の根も乾かぬうちに「思惑と下心」が露呈します。小沢氏に配慮した幹事長人事です。野党時代は保守教育を重視する姿勢を示していた野田氏でしたが、思想が180度異なる「日教組」のドンである輿石氏を民主党幹事長に起用したことは「政策よりも政局」が優先することを印象づけました。党内派閥に配慮し「思いと真心」のこもった党内融和閣僚人事なのでしょうが、発揮するところを間違ってませんか。
- 問題の民主党幹事長・輿石東氏
「教育の政治的中立はありえない」と公言する日教組の利益代表です。山梨県教職員組合員の選挙運動は地方公務員法違反、また日教組からの候補者への献金は政治資金規制法違反、さらに選挙期間中の日当買収は公職選挙法違反です。北教組事件で議員辞職した小林千代美前議員と同様に、輿石氏はすべての罪を把握していたことが濃厚で、連座制の対象は逃れられません。
- 玄葉光一郎外相と一川保夫防衛相
我が国の安全保障を所管する2名の素人閣僚には大変頭が痛い。玄葉氏から外交の話(委員会質問や政調会長としての外交政策)を聞いたことがありません。国家観や諸外国要人との人脈は不明。一川氏に至っては、自ら「安全保障は素人だが、これが本当のシビリアンコントロール(文民統制)だ」と暴言。我が国を取り巻く国際状況をどう理解しているのでしょうか。一川氏については即座に辞任してもらいましょう。