「武道」必修化

もう5年以上前の話ですが、平成18年12月に改正教育基本法が成立しました。日本に主権がなかった時代に作られた旧教育基本法から60年、安倍内閣における「戦後レジームからの脱却」方針の下でようやく改正にたどり着いたのです。その当時の日記にも書きましたが、大きな成果のひとつが第二条五項(教育の目標)でした。

「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。」

この改正教育基本法に則り、昨年度(平成23年4月)から小学校の学習指導要領が改訂され、今年度(平成24年4月)から中学校の新学習指導要領が改訂されます。例えば、小学校では唱歌や民謡、郷土に伝わるうたについて積極的に取り上げられました。中学校では武道(柔道・剣道)が必修になります。

残念なことに、「過去の柔道の授業中に100名以上の生徒が死亡している」等と、未だに必修化に反対している勢力の声を耳にします。熊本県教育委員会によると、過去の授業中に後遺症が残るような事故は起きていません。反対のための粗探しではなく、如何に事故を起こさないかを考えなければなりません。

熊本県では、「武道」が必修化されることに伴い、県下の全中学校を対象に初の「武道指導者安全講習会」を4月末までに開く方針を明らかにしました。

今年4月からすべての中学生が「武道」を通じて、「礼に始まり礼に終わる」に代表される失われつつある礼儀や礼節に触れる機会が与えられることは、「道義大国日本の再興」の第一歩になるでしょう。

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