大御心

5月16日から20日にかけて、天皇皇后両陛下はエリザベス女王御在位60年記念行事のために英国を訪問されました。約25ヵ国の国王や王族らが招待されていましたが、天皇陛下は60年前のサンフランシスコ講和条約発効の翌年、昭和28年に昭和天皇のご名代として戴冠式にも御参列されていたと伺い驚きました。

さて、その天皇皇后両陛下ですが、御自身の葬儀及び陵(お墓)関する要望を宮内庁に伝達されたとのことです。

  1. 従来の土葬から火葬にせよとの事。
  2. 天皇皇后陛下を合葬陵にせよとの事。

歴史的には、持統天皇(女性)が天武天皇陵に合葬されることを望んだ記録がありますが、それは持統帝の天武帝を慕う気持ちからだと推察できます。

もちろん、両陛下のいつも御睦まじい御姿を拝見している私としては、要望を自然に受け止められます。しかし、今回は両陛下がコストを意識されていることは明らかです。「土葬から火葬」は葬儀の簡素化であり、天皇陛下と皇后陛下を同じ陵にする事でイニシャルコストもランニングコストも大幅削減されます。

両陛下は亡くなられた後の我が国や国民の事を案じておられるのです。「国民生活への影響を極力少なくしたい」との配慮からです。

誠に畏れ多くて言葉になりません。

私はその地位に相応しい葬儀や陵であってほしいと考えます。それは多くの国民の気持ちであろうと思います。

大御心に報いる為にも、あらゆる面で国を建て直し、早く不景気から脱出し税収を増やしていかねばなりません。