「0増5減」法案の意義

最高裁判所で憲法違反とされた、衆議院における「一票の格差」問題は次の総選挙までに解消する必要があるでしょう。

自民党は今年の通常国会(7月)に「0増5減」法案を提出しましたが継続審議のままの状態です。

「一票の格差」と「定数削減」とは別問題だと言うことを国民の理解が深まってないようです。そこにつけこんで民主党はいつまでも公選法改正をやりません。

  • 「一票の格差」問題は、憲法14条1項(法の下の平等)に基く平等権違反の話。
  • 「定数の削減」問題は、人口減や税収減による議員の予算削減や質向上の話。

とにかく違憲状態だけは解消するために「一票の格差」は一刻も早く解消すべき問題です。

しかし「定数の削減」は簡単ではありません。国民の代弁者を減らすことになり、結果として行政権を強めることになります。「政治主導」に逆行しますが、それでいいのかどうか。

まずは速やかに「一票の格差」問題を解消しましょう!自民党案をそのまま賛成してもらえば、いつでも解散できる状態は整います。