サイバー防衛隊を新編

本日、防衛省の新たな組織として「サイバー防衛隊」を新編し、隊旗授与式が行われました。

我が国を含む国際社会は絶えずサイバー攻撃の脅威に晒されている状態です。サイバー空間の安定的な利用を妨げるサイバー攻撃への対処は我が国の安全保障・危機管理上重要な課題です。さらにサイバー攻撃の手法は日々高度化・複雑化・巧妙化しており、各部隊の人員が片手間に対処できる範疇を超えていました。

このような状況の中、迅速かつ効果的なサイバー攻撃対処を可能とするための中核となる部隊として「サイバー防衛隊」が新編されたことになります。任務としては、自衛隊が各種の事態に実効的に対処していくために、サイバー空間において、自衛隊の効率的な活動を妨げる行為を未然に防止するための常続監視態勢を構築することになります。

サイバー攻撃は平素から武力攻撃事態までのあらゆる状況において行われる可能性があります。 防衛省・自衛隊の情報システム及び通信ネットワークを確実に防護することが、「統合機動防衛力」を支え、我が国の平和と安全を守る前提となります。

今後は必要な態勢の整備、人材の育成・確保、他省庁等関係機関との連携について強化・充実を図っていく所存です。