4週連続の弾道ミサイル

「また北朝鮮からミサイルが発射されました…」

スマートフォンに連絡が入り、目覚めの悪い日曜日の朝が始まった。議員宿舎から窓の外を眺めれば、季節外れの雪景色。換気のために開けた窓も、今朝はすぐに閉じてしまった。「また」とは、4週続けての弾道ミサイル発射を意味する。

本日6時10分頃、北朝鮮は江原道元山付近から、2発の短距離弾道ミサイルを北東方向に発射。ミサイルは約250km程度飛翔し、北朝鮮の東北部の沿岸付近に落下、いずれも我が国の排他的経済水域(EEZ)外と推定。

速やかに《国家安全保障会議(National Security Council)4大臣会合》の準備に入る。「4大臣」とは総理大臣・官房長官・外務大臣・防衛大臣を指す。私は官邸スタッフ(国家安全保障担当の総理大臣補佐官)として4大臣会合に出席せねばならない。

NSC4大臣会合では、集約した情報について協議を行った。その結果、今後更なる弾道ミサイル等の発射を行う可能性があることから、引き続き緊張感を持って、日米で緊密に連携して、情報収集・警戒監視に当たるとともに、国民の安全と安心の確保に万全を期すことなどを確認した。

また、我が国として直ちに厳重に抗議するなど北朝鮮を強く非難した。しかしながら、世界中で新型コロナウイルス感染症が拡大している、この危機的状況において、北朝鮮は国連安保理決議違反を犯しながら、毎週のように弾道ミサイルを発射するのは何故か。その意図は何か。

ミサイル関連技術や運用能力の向上を図っているだけなのだろうか。ここで予断を持って詳細を語ることは出来ないけれど、北朝鮮内部の様々な問題が影響している可能性など、更なる分析を進めていく。