第2回労働政策対話

現在、政府としては、感染拡大防止策の進化や医療提供体制の充実等に引き続き取り組んだ上で、雇用・事業・生活を守り抜くことを、最重要課題のひとつに位置づけています。

前回に引き続き、現場に近い産業別労働組合からの声を把握するため、「感染拡大防止に関する《業種別ガイドライン》また《新しい生活様式》における働き方の課題」をテーマとして意見交換を行いました。

特に製造業の現場では、コロナ対策という追加的な負担に大変ご苦労をされています。テレワークができる部署とできない部署について不公平感があること、また、テレワークについても人事評価などの労務管理が難しくなっていること等をお聞かせいただきました。

他方で、コロナ対策は初めての経験であり、一律に「これさえやれば大丈夫」という解がないことから、前向きな取組みの事例や成功事例を同業他社や他業種とも共有し、横展開していく重要性を痛感しました。

今後、労働分野においてどのような問題が起こり、また、コロナ収束後にどのような支援策が必要となるのかを政府として議論をしていく中で、産業別労働組合を代表する皆さんから忌憚のないご意見をいただけて大変有意義な会合となりました。