COVID-19の影響に伴ない、航空業界が大きな影響を受けています。アフターコロナの国際社会において、島国である日本の経済がV字回復する為には、航空業界が現在の難局を乗り越えることが前提条件となります。
三菱重工は国産初のジェット旅客機「スペースジェット」の開発を大幅に縮小することを発表。この事例を受けて航空機製造産業に着目し「航空機産業サプライチェーン対策関係者協議会」を発足。政府・事業者・地方自治体・関係機関が連携して、航空機製造産業の中小サプライチェーンを支えていく方針を確認しました。
合わせて、私が事務局長を務める「航空宇宙産業の振興を図る議員連盟」においても、これから我が国が世界の中で活躍できるあるいは活躍していくことが望まれる領域とそれに必要な産業構造を見据え、政治主導の下に政府が果たしていく役割を明らかにします。
第1回「民間航空機(民航機)産業の現状と課題」
第2回「日本における民航機関連製造業の現状」
第3回「世界における日本の製造産業の役割」
第4回「日本が勝機を見出すカーボン・ニュートラル民航機の展開」
第5回「デュアル技術の俯瞰と進化」
第6回「防衛機の開発」
第7回「とりまとめ」
以上のように、6回に分けて関係者からヒアリングを行ない、日本経済の回復に資する航空機産業の成長につながる方策をとりまとめます。