いわゆる「2024年問題」とは、「働き方改革関連法」の自動車運転業務への適用が開始されることで発生する諸問題のことです。
例えば、同法は2019年より施行されていますが、法定労働時間を超過した時間外労働は年間で720時間となりました。トラックドライバー等の自動車運転業務は急な是正が難しいことから、自動車運転業務では年間960時間が上限となり、2024年3月まで時限措置として施行が猶予されました。特別に猶予されたものの、年々貨物量が増加し、人手不足も解消されず、長時間労働が是正されません。しかし法令の施行が迫ってきた。これが「2024年問題」の一つの「時間外労働時間の上限規制」でした。
そこで、働き方改革の実現と安定的な輸送サービスを確保するため、現行の時限措置を継続的に運用することが必要な状況と判断し、荷主による違反原因行為への対処及び標準的な運賃の設定に関する措置について、措置期間を「当分の間延長」する改正案を起草したところです。
本日、議員立法として「貨物自動車事業法の一部を改正する法律案」を委員長提案したところ、全会一致で可決され、参議院送付となりました。
ちなみに、6月1日は「かりゆしウェアの日」ですので、沖縄県産品「かりゆしウェア」を着て登壇しました!