米国防長官との電話会談

米国のロイド・オースティン国防長官と電話会談を行いました。時差もあり、日本時間21時45分からのスタートでした。終了後は記者会見を実施しましたが、遅い時間にも関わらず多くの記者の皆さんが対応してくれました。

まずは、米空軍のCV-22オスプレイの事故において亡くなった8名の乗員及びそのご家族に対してのお悔やみを申し上げ、引き続き速やかな収容・回収のため協力していくことを約束しました。

また、日本国内のオスプレイについて、飛行にかかる安全が確認されてから、飛行を行うことを改めて要請するとともに、事故の状況や今後の安全対策について情報提供を求めました。

オースティン長官は、日本側の捜索及び回収任務への支援に感謝するとともに、国防省にとって、米隊員及び日本のコミュニティの安全が最優先事項であるとの発言がありました。今後のオスプレイの飛行に関し、飛行の安全が最優先であるという認識を共有し、本件について、引き続き緊密に連携していくことを確認しました。

紅海及びアデン湾における情勢について、意見交換を行うとともに海洋安全保障及び国際社会の平和と安定のため日米で連携して対応していくことで一致しました。

本年8月の歴史的なキャンプ・デービッドにおける日米韓首脳会合及び本年11月の日米韓防衛相会談で確認された3か国の安全保障協力の取組を加速させることで一致しました。

拡大抑止については、今月の拡大抑止協議(EDD)を含め日米間の実質的な議論が深化していることを歓迎し、今後も継続的に突っ込んだ議論をしていくことで一致しました。

短い時間でしたが、中身の濃い有意義な電話会談となりました。