日本・フィリピン「2+2」(外務・防衛大臣会談)を開催するため、上川陽子外務大臣とマニラを訪問しました。
ホストを務めていただいたフィリピン側のテオドロ国防大臣、マナロ外務大臣の温かいホスピタリティに感謝します。
また、日本・フィリピン円滑化協定(RAA)の署名という歴史的な機会にも立ち会いました。この協定により自衛隊とフィリピン軍の協力・交流がさらに活発化することになります。
我々を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、インド太平洋地域の平和と安定を維持していくために、フィリピンの様な同志国との連携を具体的に示すことは極めて重要です。
これまで、日本とフィリピンの両国は、共同訓練、海自艦艇による寄港、能力構築支援など防衛当局間の協力を積み重ねてきました。さらに、2基の日本製警戒管制レーダーがフィリピンに納入されるなど、防衛装備・技術協力についても目覚ましく進展しています。
日本とフィリピンは二国間にとどまらず、多国間においても、本年5月のハワイでの「日米豪比防衛相会談」に加え、4月には日米豪比、6月には日米加比の4か国間で海上協同活動として共同訓練を実施するなど防衛協力が密に行われてきました。
本日の成果も踏まえ、これからも「自由で開かれたインド太平洋」の実現のため、連携を更に強化していく決意です。