2月, 2009 | 木原みのる公式サイト - パート 3

無利子国債

 「政府紙幣・無利子国債(相続税減免措置付き)発行を検討する議員連盟」第二回勉強会に出席。BNPパリバ証券会社投資調査本部長チーフストラテジスト島本幸治氏を招いて、当面の経済展望と政策対応について、主に無利子国債の功罪について議論をしました。議論の内容は以下の通りです。島本氏は政府紙幣の発行には慎重派でした。

<メリット>

新たな財源確保:相続税を抑えることが出来るために、家計部門による国債購入を促すことが可能。また、利子を付さないため、国債費に負担をかけない。

・アングラー・マネーが表に出る:所得課税を脱税し秘匿されている資金や、違法活動で得られた資金により購入されれば、これらの資金が表面化する効果も期待される。

国民のグッド・イメージ:新鮮味のある政策を打ち出すことで、冷え込んでいる国民のマインドに活を入れる効果も。

<問題点>

購入原資が定かでない:家計部門の「タンス預金」の規模は30兆円に留まる。また、アングラ・マネーによる購入を認めると、同資金の存在を認めることになるのでは。

金持ち優遇との批判:フランスでは戦費調達のために1950年代に相続税を免除する「ピネー国債」が発行されたが、金持ち優遇批判や税収減少を理由に、免税特典のない国債に強制転換された事例あり。

市場のバッド・イメージ:相続税収の減少や政府債務の増加により、国家財政に対する信頼が金融市場で損なわれる。また、国債の種類が増えることで煩雑になる。

虚しさ

 早朝から辻立ち。セルフ式のガソリンスタンドで給油。一年前は、ガソリンが高騰して大騒ぎになり、「政治が悪い」とお叱りを受けました。マスコミからも随分叩かれました。迅速にオイル投機を抑制させて、産油国に粘り強く増産要求をした結果、なんとか原油価格は安定しました。しかし、評価されたり感謝されることはありません。望むわけでもありませんが、政治も頑張っていることを(まだまだ足りませんが)少しだけでも理解してください。今は景気回復に全力で取り組んでいますが、正しく伝わっていない気がして残念です。

   

必ず連れ戻します

 政府が認定している安否不明の北朝鮮による拉致被害者で、熊本県出身の松木薫さん(当時26歳)が行方不明になって30年が経ちます。先日の「新春の集い」の会場で義援金を集めましたので、「家族会」で活動をしている実姉の斉藤文代さんに手渡しました。送られてきた遺骨はニセモノでした。松木さんが生きている証拠をたくさん入手しています。必ず連れ戻しますので安心してくださいと伝えました。

第4期リーダー塾

 「明日のリーダー育成塾」(自民党熊本県連青年局主催)を開講しました。今年で4期目になります。第一回は、一部:中山成彬衆議院議員による「人材こそ資源−教育改革を阻害するもの」、第二部:平田雅彦日銀熊本支店長による「景気の実態と今後の見通し」、いずれも充実した講義だったと思います。受講生の皆さんには、講義を通じて教育や経済を勉強する契機にしてもらいたい、また、勉強のペースメーカーとして講義を利用してほしいとお願いしました。

新春の集い

 「衆議院議員木原みのる君を励ます新春の集い」を開催していただきました。来賓として石破茂(いしばしげる)農林水産大臣が来熊。農業関係団体や防衛関係団体との個別の会合では、夜遅くまで地元の声を真摯に受けとめていただき、大変充実した会になりました。発起人をはじめご来場の皆様方に心から感謝を申し上げます。