中国の衝撃(3)

GDPで見た世界における日本の経済的地位の変遷です。

 

    一人当たりGDPの世界ランキング

2000年 3

2008年 23

 

    世界GDPに占めるシェアの推移

1990年 14.3

2008年 8.9

 

もちろんGDPだけで国の豊かさを評価することは出来ません。

「世界ランキングなんて関係ない」といえばそれまでです。

 

それでもやはり「成長戦略」を描くとすれば、人口が多く大幅な経済成長が見込める中国(沿岸地域)、その後はインドに【日本製品で殴りこみをかける】ことが求められます。

 

日本製品に対するアジア人の評価は、「高品質」「定評のある」「カッコいい/センスがいい」「明確な個性や特徴がある」・・・。

彼らは自国製品と比較をすれば、雲泥の差があることを認めています。

 

中国やインドの発展と日本進出を眺めているだけではなく、逆に積極的に攻めて奪いに行ってはどうでしょう。

武力ではなく、圧倒的な技術力・開発力で攻めていくのです。

 

座して死を待たない、攻撃は最大の防御ではないでしょうか。

 

ところが、いきなり北京や上海で事業展開して失敗するケースが多いと聞きます。日本人には理解できない「文化」があるようです。

 

熊本の「味千ラーメン」の海外進出は、台湾を経て香港から店を展開し、現在は中国全土に約300店舗を展開しています。

 

中国に経済進出する場合、香港や深センでビジネスモデル(中国商文化)を学び、南から攻め上がるのがセオリーとのこと。

 

 

日本人の底力を見せてやりましょう。(シリーズ「中国の衝撃」終)

 

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中国の衝撃(2)

昨日の続き。

 

日本は中国とどう向き合うべきか。

 

二つ目のキーワード「孫文」について。

 

中国に辛亥革命を起こし民主政治を築こうとした孫文。

中華民国(現:台湾)では国父と呼ばれています。

孫文は、中国人の民度の低さを理解していたので徐々に民主制を浸透させていくべく、軍政→訓政→憲政の「三段階論」を唱えていました。

 

中国国内にも孫文の銅像が何箇所もあり顕彰されています。

中華民国の国父である孫文が歴史的に抹殺されることなく「偉人」として評価されているところに、中国にほんの一筋の光明が見えます。

 

中国共産党が、今の政治手法は孫文のいう「三段階論」の一段階(軍政≒覇権主義)に過ぎないことを理解しているかどうか。

 

台湾を国家として認め、チベット人やウイグル人の弾圧を止めるなど、覇権主義から脱却することができるかどうか。

 

2021年「中国共産党100周年」までに、中国共産党は歴史を検証し過ちを反省し、国家統治手段について転換策(憲政)を打ち出せるかどうか。

孫文の理想を正しく理解し、世界に恥じない民主国家として生まれ変わるならば、将来的に経済発展を続けていけるでしょう。

その時、日本の対応は・・・つづく。

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中国の衝撃

中国といかに向き合っていくべきか。

2009年データで中国経済を見ると、

GDPは日本を抜いて世界2位、粗鋼生産高世界1位、工作機械生産高世界1位、自動車市場世界1位、外貨保有高・米国債保有高世界1位・・・。

経済産業省のペーパーでは、2030年に中国のGDPは米国を抜いて首位(日本の4倍)になる予測があります。

その可能性は十分にあるでしょう。

条件としては、来年2011年に迎える「辛亥革命100周年」を契機として、十年後の2021年の「中国共産党100周年」までに、自由主義経済を完全に受け入れることができるかどうか。

キーワードは「香港」と「孫文」と言われています。

「香港」については、以前のブログに書きました。

中国は一国二制度広東省深セン市経済特区を通じて、南から徐々に自由経済を学び受け入れています。

歴史的に中国の革命は常に南から。

二つ目のキーワード「孫文」については、また後日。

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候補者の資質と政策

参院選熊本選挙区開票結果

松村祥史(自) 393,674

本田浩一(民) 349,373

本田顕子(み) 101,850

約44,000票差で勝利。

 

熊本市だけを見ると

松村祥史(自) 125,579

本田浩一(民) 141,586

本田顕子(み)  42,075

約16,000票差で敗北(3年前は約40,000票差で敗北)

 

全国比例区でも自民党は負けています。

決して自民党への信頼が回復したわけではないのです。

みんなの党がなぜ躍進したのかも考慮せねばなりません。

周囲に流されず、政党の掲げる政策や候補者の資質を検証したうえで、自らの意思で選ぶ、そんな時代が近づいている事を祈ります。

これからもしっかり自分を磨いて参ります。

 

【写真】激戦を制して見事に当選!喜びも束の間、翌朝から街頭に立つ。

  

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【ゲスト】小泉進次郎代議士

選挙戦中盤の調査で「横一線」と報じられました。

局面を打開すべく、選対では人気者の小泉進次郎代議士に応援を要請しました。

終盤の7月8日、熊本県内4箇所での街頭演説会を敢行。

新聞告知のみで一切動員はかけずに、どのくらいの人が集まるか心配でした。

無党派層の関心を探る上でも、選対が過去にやったことがない社会実験でもありました。

   

会場に来てびっくり!写真の「下通り入り口パルコ前」には約5,000人の観衆が自然に集まりました!

私の役目(写真左)は、前語りをして会場を盛り上げることでしたが、その必要は全くありませんでした・・・。

4箇所合計で、来場者数は約15,000人!!

繰り返しますが、動員はしていません。

15,000人がどのくらい「まつむら票」に結びついたかは不明ですが、起爆剤になり、選対に勢いがついたことは確かです。

それにしても、進次郎人気は熱狂的だと感じた一日でした。

若い新しい自民党への期待感の表れだと信じたいものです。

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