国宝の青井阿蘇神社が浸水

人吉市に所在する《青井阿蘇神社》が浸水し、大きな被害を受けました。

平成20年に、本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門の5棟が熊本県初の《国宝》に指定されて12年。歴史ある町並みの象徴として、人吉・球磨地域の観光を引っ張ってきました。

現在、SNSの呼びかけで集まった高校生や大学生などボランティアによる支援の輪が広がっています。今日も多くの若者が境内や拝殿の清掃活動に汗を流していました!

「若い人から元気をもらっています」
福川宮司の顔から初めて笑みがこぼれました。

まだまだ日本も捨てたもんじゃない。

https://www.sankei.com/west/news/200706/wst2007060024-n1.html

球磨川氾濫

本日4:50に熊本県及び鹿児島県に大雨特別警報が発表されました。この記録的な大雨により、熊本県では球磨川の氾濫や土砂災害が複数発生。19:00現在、80代の女性が死亡、球磨村の特別養護老人ホームの14人を含め15人が心肺停止、1人が重体、9人が行方不明となっています。

政府としては、何よりも人命第一に、県をはじめ市町村と連携し、被害状況の把握、応急対策に万全をあげています。また、自衛隊・警察・消防・海上保安庁の各部隊を派遣し、救命救助活動や安否不明者の捜索、避難誘導に当たっています。特に自衛隊については1万人体制で対応しています。

16:00、武田良太防災担当大臣が熊本県災害対策本部に到着。蒲島郁夫知事とともに、今後の対応を協議しました。既に必要な物資をプッシュ型支援にて準備していることが説明されました。

特筆すべきは、新型コロナウイルス感染症対策中での自然災害であることです。各地で開設されている避難所において、新型コロナウイルス感染症対策を考慮をする初めての事例となります。

引き続き、避難や大雨・河川に関する情報提供を適時・的確に行うとともに、被災自治体と緊密に連携しつつ、政府一体となって人命第一で取り組むことを約束します。

被災地域にお住まいの方々におかれましては、自治体からの避難情報に注意しながら、油断することなく、自らの命を守る行動を心がけてください。

宇宙安全保障の強化

今年5月、航空自衛隊に「宇宙作戦隊」が新編されました。我が国の安全保障にとって宇宙利用は死活的に重要です。体制面や予算面を含めて《宇宙安全保障の抜本的強化》を進めることは喫緊の課題のひとつです。

具体的アプローチとしては、測位・通信・情報収集等のための宇宙システムの整備とその能力の一層の向上を図ります。また、同盟国や友好国と連携して宇宙状況把握を始めとして必要な体制を構築します。さらに、宇宙システム全体の機能保証のための能力強化に取り組むとともに、国際的なルール作りに積極的に関与していきます。

本日、自民党で【宇宙総合戦略小委員会】宇宙法則・条約に関するワーキング・チームが開催され、宇宙状況把握(SSA/SDA)に関する民間企業からのヒアリングに加わりました。

宇宙空間には未だ明確な国際ルールがありません。今後想定される宇宙をめぐる状況変化に備えて、国家安全保障戦略の下で我が国の宇宙に係る安保体制が強固なものとなるように、不断の検討を継続していきます。