球磨川氾濫

本日4:50に熊本県及び鹿児島県に大雨特別警報が発表されました。この記録的な大雨により、熊本県では球磨川の氾濫や土砂災害が複数発生。19:00現在、80代の女性が死亡、球磨村の特別養護老人ホームの14人を含め15人が心肺停止、1人が重体、9人が行方不明となっています。

政府としては、何よりも人命第一に、県をはじめ市町村と連携し、被害状況の把握、応急対策に万全をあげています。また、自衛隊・警察・消防・海上保安庁の各部隊を派遣し、救命救助活動や安否不明者の捜索、避難誘導に当たっています。特に自衛隊については1万人体制で対応しています。

16:00、武田良太防災担当大臣が熊本県災害対策本部に到着。蒲島郁夫知事とともに、今後の対応を協議しました。既に必要な物資をプッシュ型支援にて準備していることが説明されました。

特筆すべきは、新型コロナウイルス感染症対策中での自然災害であることです。各地で開設されている避難所において、新型コロナウイルス感染症対策を考慮をする初めての事例となります。

引き続き、避難や大雨・河川に関する情報提供を適時・的確に行うとともに、被災自治体と緊密に連携しつつ、政府一体となって人命第一で取り組むことを約束します。

被災地域にお住まいの方々におかれましては、自治体からの避難情報に注意しながら、油断することなく、自らの命を守る行動を心がけてください。