聞き捨てならない発言

産経新聞の記事の中で、平成21年衆議院総選挙の民主党マニフェストについて、政府与党幹部から聞き捨てならない発言があったので紹介します。

  • 衆院選のマニフェストについて、桜井充財務副大臣は「ごく一部の人が作ったもの。作った人が出てきて説明すべきだ」と指摘した。(平成23年2月3日
  • 解散を迫られた玄葉光一郎国家戦略担当相(民主党政調会長)は、衆院選のマニフェストについて「政権交代したときも、(マニフェストの)政策を支持して投票した人は極めて少なかった」と解散を否定した。(平成23年2月4日

 

開き直るのは勝手ですが、残念ながら、もう二度と「マニフェスト選挙」はできません。

「マニフェスト」=「努力目標」

世間ではその程度の位置づけに成り下がってしまいました。

 

【告知】テレビ出演します!

番組名:「日いづる国より」

放送日:平成23年2月18日(金曜日)夜10時〜10時30分

日本文化チャンネル桜(CSスカパー!217Ch.)

以下でも御覧になれます。

インターネット放送「So-TV」

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離島セキュリティーシステム

本日、自民党石破茂政調会長にプレゼンをしました。「離島セキュリティーシステム」構築に向けた提案です。

国土には領土・領空・領海があります。

領土については、実際に不法占拠されている北方領土や竹島があるものの境界線は明らかです。これは既に政治的・外交的な課題に移っています。

領空については、航空自衛隊が全国各地にレーダーサイトを配置し24時間体制で領空侵犯を防止しています。防空識別圏(ADIZ)も完成されています。

ところが領海については、領海侵犯に対する警戒監視体制は、限られた航空機や艦船等で監視し対処しているのみです。不審船あるいはテロに対する警戒監視は不十分な状況が続いています。先般の尖閣諸島沖中国船衝突事件にあったように、その体制の整備は喫緊の課題と言えます。

現有開発済みの装備を組み合わせることにより、低廉かつ即応力のある先進警備システムを整備することが可能となります。

概要は、離島に設置した無人レーダーと無人偵察飛行機・無人偵察船による警備システムです。200海里内はHF帯レーダーによる捜索、50海里以内はUAVによる監視、10海里以内はX帯レーダーによる捜索およびUSVによる監視を行います。装備予算は約300億円です。

「現政権は自民党提案は受け付けない。国防への意識が薄い菅内閣を倒し、補正予算を組み直した際に取り入れる」との回答をいただきました。

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児童虐待

児童虐待が増えています。

数字上は平成11年の11,631件から平成21年の44,219件へ10年間で4倍に増加しています。

昨年日本テレビの深夜番組「ドキュメント’10」で児童虐待問題の解決に向けたドキュメンタリーが放送されました。福岡県久留米市の吉永陽一郎さん(小児科医師)は「タッチケア」の提唱者で12年前から取り組んでおられます。

赤ちゃんとのスキンシップが脳や身体に与える影響が学会で発表されていますが、未熟児に素手でマッサージをした場合、しない場合よりも体重増加が明らかに多いことが分かっています。

また、「タッチケア」は子供だけでなく大人(親)にも良い影響を与えます。タッチケアを取り入れることで「子供が愛おしく思えて、子供から信頼されているように感じる」という声が紹介してありました。

自民党は児童虐待ゼロを目指し「ハッピーオレンジ運動」を展開します。

そのメインは、自民党所属地方議員が「児童虐待防止法」が各自治体で有効に運用されているか徹底的に調べます。

  • 設置されているはずの要保護児童対策地域協議会は開催されているのか?
  • 通報を受けた後、48時間以内に子供達の安否が目視で確認されているのか?
  • 自民党女性党員が、子育て中の若い親の悩みを聞きます。

調査結果を自民党本部に上げて、法の不備があれば改正するというものです。その際に制度としては難しいですが、やはり「親学」教育が必要ではないでしょうか。

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障害者手帳

日本には「障害者手帳」があります。私の弟も持っています。

身体障害、知的障害、精神障害の三障害が対象で様々な福祉サービスを受けることが出来る手帳です。

ところが、高次脳機能障害、発達障害、難病などの患者は、支援が必要にもかかわらず「障害者手帳」を交付してもらえません。いわゆる「谷間の障害」です。

以前から「障害の範囲の見直し」を提言してきました。在職中は厚生労働省に何度も働きかけ、ついに議論が始まりました。政権交代後も一歩づつ進展してきているように見えました。

ところが、ここにきて急速にトーンダウンです。今までの議論は何だったのでしょうか。来年度予算でも全く目途が立っていません。厚生労働省は「子ども手当」にその多くの予算を割かれるため捻出に必死です。民主党は本当の弱者を切り捨てても構わないのでしょうか。

せめて、法定雇用率の参入対象者へ含めることはできるはずです。制度の問題であり新たな予算が必要な事業ではないからです。これだけでも早期実現を願います。

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だまし討ち

「最初から野党審議拒否」

先週28日午後に開会した衆議院予算委員会の報道です。

新聞やテレビでそう報道されていたので大変残念に思い、国会対策委員や予算委員の議員に経緯を電話で確認してみました。

話を聞く限り全くのデタラメです。

審議に先立ち、28日午前中に日程協議が行なわれましたが、開催日について与野党で折り合いがつかないままの状態でした。日程が決まるまで予算委員会が始まることはありません。金曜日の午後ということもあり、野党議員はすべて地元へ帰ってしまいました。

ところが事件が起こりました。

夕方の16:30に突然、衆議院予算委員会が始まったのです。民主党による強行審議です。「衆議院テレビ」から御覧になれます。審議拒否をしないはずの共産党でさえ、この日ばかりは委員が不在だったことからも、唐突な開催だったことが伺えます。

趣旨説明を20分程度行い、審議日程まで決めてしまったようです。

そもそも、1月24日の通常国会開会日が遅すぎます。自民党政権下でのリーマンショックによる経済危機の際は1月5日に開催していました。与野党による十分な審議が必要だからです。

今回野党は再三、年頭の早い時期からの召集を求めていたのですが、民主党が応じることはありませんでした。予算案の不備を指摘されるのが辛いのは理解できますが、政府は堂々と受けて立つ義務があります。

「日本の為に審議拒否はよくない」ことは百も承知です。しかし「野党をだまして審議のテーブルにつかせず、時間切れに持っていく」戦略は卑怯であり姑息であると断じます。

【ラジオ熊本天国】1月第2週の放送分。福島県いわき市からニックネーム「ボウズプロパガンダー」さんと電話による対談です。外国人参政権や人権擁護法案などに切り込んでいます。視聴できない方はこちらから。