残念な例

 医療には「保険がきく」ものと「保険がきかない」ものがあります。ひとつの病気の治療に、保険診療と自由診療の医療サービスを併用するものを「混合診療」とよびますが、わが国では禁止されています。そのため、保険のきかない治療を受けるときには、検査や診察料など本来は保険がきく部分も含めてすべてが自由診療扱いとなり、全額自己負担しなければなりません。このことを「混合診療の禁止」といいますが、これには問題があると考えています。

 通常の病院(西洋医学)に通いながら、鍼灸・マッサージ・指圧など(東洋医学)で補助的に治療を行うと全く保険がきかなくなるのが現状です。混合診療を行ったほうが治療が進むのであれば、緩やかに認めていく必要があるのではないでしょうか

 また、最近の事業仕分けで漢方薬が保険の対象外になりました。保険料の削減が目的だとすれば、これは大きな間違いです。医師の8割が西洋薬で効果のなかった症例で漢方が有効だったと答えています。「漢方医学の現状を知らない人の議論だ」と関係者も反対しているようです。高速道路無料化のために犠牲になる残念な一例を紹介しました。

【写真】諸星弾が使用したとされる「ウルトラアイ」を支援者にいただきました。「ウルトラセブンが戦う相手は怪獣ではなく地球侵略者」とのこと。「日本を解体しようと企む侵略者」と戦うウルトラセブンに変身!

大掃除

以前紹介しました、江津湖に大量発生したウォーターレタス(外来種)。既に湖面の大部分を覆いつくし、ボートが漕げないほどになっていました。この日は、熊本市役所の協力のもとで、大規模駆除作業を行いました。

  

  

県議会議案調査日

熊本県議会の議案調査日。自民党県議団に呼ばれて、講師として外国人地方参政権の危険性と夫婦別姓の問題点について話をさせていただきました。「外国人地方参政権」について、熊本県議会では既に9月議会で「反対決議」を採択しています。多くの全国都道府県市町村議会の12月議会でも同様の動きがあることと思います。来年一月からの通常国会に政府提案で法案提出の動きあり。「小沢幹事長が韓国大統領と約束してきたから」といって、このまま民主党の横暴を許すわけにはいきません。

【写真】熊本県議会議会棟で勉強会の様子。

    

特例子会社視察

宇城市(旧松橋町)にある熊本県で唯一の特例子会社「希望の里ホンダ」を視察しました。特例子会社とは、会社の法定雇用率を達成するために、様々な優遇措置が認められた子会社。出資比率は本田技研工業株式会社が51%、熊本県が44%、宇城市が14%。従業員70名のうち、32名が重度身体障害者です。Hondaの二輪車・四輪車及び汎用の部品製造を行っています。

障害者の雇用を確保していただき、障害者も健常者も分け隔てなく一緒になって働けてる環境づくり、かつ、収益的にも自立することができています。本田技研工業の企業努力の賜物です。だから私は熊本ではホンダ車に乗っています。

【写真】希望の里ホンダ株式会社。荒木社長と工場の入口で。工場内は企業秘密で撮影できません。

   

現場を歩く、聞く。

 「歩く」「聞く」「応える」の方針に沿って、谷垣総裁が全国遊説をしています。今日は熊本市に来ていただきました。限られた時間の中で私が見ていただきたかった所は二箇所。一箇所目は、エコプロダクツ大賞はじめ数々のを賞を受けた空調システム「エコウィン」。開発した会社は従業員9名の熊本のベンチャー企業。地方から全国発信する小さいけれど頑張っている会社を紹介しました。二箇所目は、健軍商店街。国の補助事業によって、地域活性化のために空き店舗をフル活用しています。地産地消を推進する「まちの駅」、若者の就労支援センター、高齢者のために荷物を自宅まで直接宅配する窓口、障害者が作った商品を販売する「ピアクレス・キッチン」などなど。しかし、事業仕分けによって、ほとんどの予算が縮小・凍結されて継続が危ぶまれています。費用対効果でははかれない大事な部分を知っていただきました。現場を知ることが大事です。

【写真】健軍商店街の視察と新聞記事(熊本日日新聞)。