急落した株価が9,900円台を回復したようです(少し安心)。しかし、年末年始にかけて予断を許さない状況は続きます。政府は先月に3年5ヶ月ぶりに日本経済がデフレ状況にあると宣言しました。さらに、14年ぶりの急速な円高も進んでいます。ここにきて景気の大幅減速が年末商戦へ大きく影響することが懸念されます。このような事態になることは予測できていました。前政権の第一次景気対策をはぎ取ったこと。無駄を省くまでは良かったが追加の経済対策については、ずっとほったらかし。ドバイ・ショックは年内に起こると言われていたのに対処なし。ここにきて、ようやく追加経済対策の時期・規模を明らかにしたが具体策は不明。遅い!結局、第一次補正ではぎ取った分を元に戻すだけでは?バタバタやって無駄使いが出てくる可能性も。労力と時間だけが消費されただけで、景気回復は完全に世界に置いていかれた感じです。また、世間は「景気が悪いからしょうがない」と一言で片付けてしまっている。なるべく暗い話はしたくありませんが、特に地方について事態は思っているより深刻ですよ!
国会をとめるな。
・・・議員歳費(給与)は固定給でした。歳費は、国会が会期中でも閉会中でも一定額をもらえました。公設秘書も衆議院事務員も衛視も同じ。しかも会期中でも土日は休み。そして、会期末には毎回「時間がない」と言って「会期延長する」「しない」で与野党紛糾する。毎度のことながら馬鹿馬鹿しい限り。通年国会にするべきだと言い続けてきました。政治経済に関する日本の深刻な問題に対処したいのならば、既に多くの法案が準備されているのだから、全部審議するまで続けてほしい。特に地方の景気対策を講じないと、来年まで先送りをしたならば、多数の死者(自殺、過労死)が出るでしょう。なぜ4日間(36日+4日=40日)しか延長しないのでしょうかでしょうか?昨年は93日(12月25日まで)、2年前は128日(越年して1月15日まで)、3年前は85日(12月19日まで)。今の日本の危機的状況で40日では短すぎる。緊張感に欠けているのではないか。疑惑追及が怖いのか?中国表敬訪問が大事なのか?「とにかく、「国会を止めるな。」・・・と辻立ちしながら考える。
【写真】辻立ちの前を陸自の車両が通過(国道3号線)。
国防意識
「熊本県隊友会50周年記念式典」が行われました。自衛隊OBの皆さんで結成する隊友会も半世紀を経ました。式典後の講話は佐藤正久参議院議員(ヒゲの隊長)による講話「どうなる?日本の防衛政策」を現職自衛官幹部にも聞いていただきました。佐藤議員は、共に苦労して「新防衛大綱原案」を作った仲間。その大綱も実現不可能になり、大綱見直しさえ先送りになる始末。悔しい思いでいっぱいになりました。また、「国民の防衛意識を超える防衛政策はできない」との話に妙に納得がいきました。そうです、国民の意識向上もまた大きな政治の役割なのだと再認識しました。
【写真】左:健軍神社に参拝。右:熊本シティエフエム「熊本天国」に出演中。
普通の考え方
政治の世界では、今も昔も、「政治とカネ」の問題で信用を失う議員が多すぎる。どうして同じ事を繰り返すのでしょうか。約4年間の議員生活を振り返ると、必要以上にカネを集めたり使ったりする政治家はやっぱりウサンクサイ。罪を犯して、平気でキレイ事をいう政治家はやっぱり信用できない、というのが私の感想。
誰にでも過ちはあります。十分に反省をすれば出直すことも許されるべきしょう。かつて、加藤紘一先生は秘書の脱税容疑の責任を取って議員辞職をして、その後の選挙で復活しました。
青臭い事を言うようですが、私は純粋に自分が正しいと思う政策を実現するために政治家になりました。そのためには努力も我慢もします。金儲けをしたいのであれば政治家になるべきではないし、その資格はありません。また、カネの切れ目は縁の切れ目。本当の仲間はカネでは作れないと思いました。
【写真】日本おもと協会博覧会が熊本で開催されました。写真は最優秀賞の万年青(おもと)。
参議院選挙公募
来年の第22回参議院選挙の熊本選挙区において自民党は公募を行います。
応募資格は、日本国籍を有する満30歳以上の人(詳しくは自民党熊本県連ホームページをご覧下さい)。現職の議員も応募していただきます。私も公募によって民間から政治の世界に飛び込みました。今度は選考委員という選ぶ立場で参加させていただきます。公平公正な審査に務めます。「みのる日記」読者の皆さんと面接でお会い出来ますことを願っています!
【写真】「めん屋大仙」(御船町高木2845-1)は熊本では珍しい忠実な「二郎系」ラーメン。ニンニク・野菜・背脂・ネギのトッピングは無料。麺は「浅草開花楼」というコダワリ。かなりお薦めできます!

