一国二制度

●「第4回 自民党青年部・青年局幹部 海外研修」に出発です。今年は青年局としては初めて中国の特徴ある3都市(香港・深圳・マカオ)に行きます。

09:55 成田空港 → 13:30 香港国際空港(時差:−1時間)

香港(ホンコン):1997年、イギリスは香港に係る主権を中国に返還し、中国は香港に対する主権行使を回復しました。しかし、「香港特別行政区」として、外交・国防を除く自治権や返還前の社会・経済制度及び生活様式の維持を、返還後50年は保証しています。中国共産党の支配下にありながら資本主義・自由主義が認められている都市です。その一方で、返還後10年間に全人代の「特別行政区」の考え方や政府に対する批判・台湾問題に関する報道の自由、司法の独立や一般市民の言論の自由が、事実上中央(北京)の意向に左右されているとの懸念を感じる事例が発生しているようです。中国共産党は自己矛盾を痛感しながら香港をどこまで許容できるか、香港市民は徐々に迫る北京の圧力にどこまで耐えうるか、今後の行方に注目します。

    ← 香港行政区 財務長官と会談