これも経験

●10時、自民党国会対策委員会。歳入関連法案の再議決に当たって、大島理森国会対策委員長から『議長警護隊』の発表があった。党内でも武闘派11名が指名される。私は決して武闘派ではないが指名されて驚く。さらに私の役割は河野洋平議長の側近として脇を固める4名の一人。議長室から本会議場まで議長を送り届けるのが任務。議長が入場しなければ本会議は始まらない。<中略>詳しくは書けないが、実力行使もどき(民主党のパフォーマンス)が一段落した頃を見計らい、開始予定の13時から遅れること55分、議長を無事に本会議場に移動させた。一言でいうと、「おしくら饅頭」や「棒倒し」のような感じ。大人が揃って馬鹿馬鹿しい気もするが、本会議を開くためには民主党のパフォーマンスに付き合わざるを得ない。「みなし否決」規定による再議決は昭和27年以来、56年ぶり2例目とのこと。熊本県・熊本市から何度も陳情をうけていた歳入欠陥を埋めることができたことは良かったと思う。しかし、ガソリンが下がったり上がったりで、業界に迷惑を掛けてしまったことは残念に思う。今後は、引き続き、税金の無駄使いと思われる公益法人の改革等に全力で取り組む所存。

   

憲法59条4項(みなし否決規定):参議院が、衆議院の可決した法律案を受け取つた後、国会休会中の期間を除いて六十日以内に、議決しないときは、衆議院は、参議院がその法律案を否決したものとみなすことができる。