幼児教育の無償化

●昨日につづいて教育の話です。「改正教育基本法」の中には、『幼児期の教育』が新たに規定されました。私は、幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものであると思います。また、資源に乏しい日本の将来の繁栄は、子どもの持つ可能性(人間力)への投資が最大の鍵でしょう。これぞ『米百俵の精神』です。

 すでに欧米諸国や韓国では、幼児教育の無償化などの公的投資を強化しています。一方、日本では就学前教育の私費負担割合が年々高くなっています。地域によって格差が拡大しているのも現状です。少子高齢化が進む中においては、親が子どもを産み育てやすい社会を実現するとともに、一人ひとりの人間の質を高めていくこと以外に、日本繁栄の手段は考えられません。

 3歳〜5歳児の無償化を図ると7千億円から8千億円が必要です。財源が厳しいところなので、とりあえず低所得者や第二子以降を優先させて早期に実現するように検討していきます。国家戦略として幼児教育の改革を行い、子どもたちに最良のスタートをさせるべく、幼児教育の無償化に向けて臨時国会に臨んで参ります。

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