愚者と賢人

 FAXで激励とアドバイスをいただける方の文章で、印象的なものがあったので紹介します。いつもありがとうございます。

 「天皇陛下が御即位20年式典で『歴史的事実を知ることは将来に備える』とお述べになった事と、ノーベル賞受賞者が[事業仕分け]の感想として述べた『歴史的法廷に立つことが出来るか』の言葉に通じるものを感じました」

 まったく同感です。保守主義とは、「新しく物事をはじめるとき、また、難しい決断を行うときに歴史を参考にして判断材料にすること」だと理解しています。「愚者は経験に学び、賢人は歴史に学ぶ」とも言います。誤解を恐れずに言い換えれば、「ポピュリズムに左右されるのは楽ではあるが、最終的に大きな不利益を将来の国民に与えてしまう」その可能性があるということでしょう。

 これからも私は目先の利益に左右されず、将来に備え歴史を学び、先人の失敗を糧にしながら将来の歴史的法廷に堂々と立てるように行動して参ります。