2月11日は紀元節、まことにおめでとうございます。
今年も『熊本県「建国記念の日」奉祝式典』に出席し祝辞を述べさせていただきました。
「紀元節の歌」(作詞:高崎正風、作曲:伊沢修二)を唄うのは一年のうちこの日だけ。会場のお年寄りは歌詞を覚えていますが、戦後教育世代は歌詞カードを見ながら唄います。
今年は皇紀2670年。西暦より長い日本の誇る紀元です。
といってもピンとこないのは戦後教育の結果。「紀元節」も「皇紀」も、学校でも家庭でも誰も教えることができませんので仕方ありません。
私が高校を卒業したのが昭和63年。昭和天皇が崩御され「大葬の礼」の当日に空砲を聞きながらの大学受験でした。
大学時代は国文学科でした。古事記や日本書紀を通じて日本の始まりや皇室の歴史を学びました。
私の場合、偶然に学ぶことができただけで、同世代の大多数は学ぶ環境になかったと思います。
現在の名称は「建国記念日」ではなく「建国記念の日」。「の」がついているところに、政治的妥協があったことはご存知の方も多いでしょう。
奉祝式典も以前は2,000席の会場が一杯だったとのこと。今年はそれでも300名が集いました。残念ながら高齢者ばかりで若い世代は極めて少ない。
公式な祝日ですから、国民にその意味をしっかりと理解してもらう努力をして参ります。
次の奉祝会には若い世代にしっかり告知し、まず参加してもらいます!