1957年、熊本の園田直代議士がマッカーサー元帥に会うために、滞在するニューヨークのThe Waldorf Astoriaホテルを訪ねたときの話(小説風?)。
既にマッカーサーは78歳。日本にいたときの様な颯爽とした立ち振る舞いは消えていた。年老いてひとまわり小さくなっていたのかも知れない。
元帥はシガレット・ボックスを取って、代議士にタバコを勧めた。タバコを取ると、元帥自らマッチを擦った。その後、一方的に大声で語り始めた。
『私が世界で最も尊敬している人物は日本の天皇陛下だ・・・』
灰皿を探した。テーブルの上に元帥がマッチを捨てた盃(さかずき)のようなものがあった。盃の底には菊の御紋章があったので、とっさに天盃(天皇陛下にいただいた盃)であることがわかった。
マッカーサーは、天皇陛下を尊敬するがゆえに、天盃を灰皿として長年日常的に使用していたのだろうが、日本人である代議士にはそれが出来るはずもなかった。
園田代議士は手の平に灰を落とし、そのまま手でもみ消した。肉が焦げたような異臭が立ち込めた。
それを見たマッカーサーは、日本人の天皇陛下に対する畏敬の念ををあらためて理解したという。
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