昨日の続き。
日本は中国とどう向き合うべきか。
二つ目のキーワード「孫文」について。
中国に辛亥革命を起こし民主政治を築こうとした孫文。
中華民国(現:台湾)では国父と呼ばれています。
孫文は、中国人の民度の低さを理解していたので徐々に民主制を浸透させていくべく、軍政→訓政→憲政の「三段階論」を唱えていました。
中国国内にも孫文の銅像が何箇所もあり顕彰されています。
中華民国の国父である孫文が歴史的に抹殺されることなく「偉人」として評価されているところに、中国にほんの一筋の光明が見えます。
中国共産党が、今の政治手法は孫文のいう「三段階論」の一段階(軍政≒覇権主義)に過ぎないことを理解しているかどうか。
台湾を国家として認め、チベット人やウイグル人の弾圧を止めるなど、覇権主義から脱却することができるかどうか。
2021年「中国共産党100周年」までに、中国共産党は歴史を検証し過ちを反省し、国家統治手段について転換策(憲政)を打ち出せるかどうか。
孫文の理想を正しく理解し、世界に恥じない民主国家として生まれ変わるならば、将来的に経済発展を続けていけるでしょう。
その時、日本の対応は・・・つづく。