インターネット検索大手の「グーグル」が、今年の初めに中華人民共和国政府の要請による自己検閲には応じないという方針を打ち出したことは記憶している人が多いと思います。
天安門事件関連が削除されたり、反政府サイトを運営するブロガーが投獄されたり・・・オリンピックや万博を開催した近代国家とは呼べない状態でした。
中国の巨大マーケットを失ってでも、検索エンジン大手としての誇りを守りたい・・・私はグーグルの勇気ある決断に感銘して、それ以来ヤフーからグーグルに乗り換えました。
ところで、その後どうなったかご存知でしょうか?
当然、中国政府から撤退命令が出たと思っていましたが、なんと政府はグーグルのネット事業者免許を更新していました!
現在は、中国版のサイト「Google.cn」にアクセスしようとすると、香港版の「Google.com.hk」に自動的に転送されるようになっています。
香港版は、グーグルが香港にあるサーバーを使って運営しているサイトなので中国語の画面が表示されます。
つまり、中国国内からでもグーグルを使えば、検閲なしに何でも検索できるようになっているのです!!
(つづく)