「4つの正面」とは

日本には地政学的に「4つの正面」があります。

北【北方領土】(ロシア)

西北【朝鮮半島】(北朝鮮、韓国)

南西【南西諸島】(中国)

東【太平洋】(米国)

軍事的には常識ですが、すべての隣国は隙を見せると必ず侵略を考えます。国益を最重要視する国家としては宿命のようなものです。

戦後、「専守防衛」を押し付けられた日本は「極東アジアの軍事バランス」を保つことで4正面からの侵略を防いできました。

まず海洋国家である日本は米国と軍事同盟を結び、東【太平洋】側の防衛を固めました。輸入に依存しているためシーレーン防衛を米国と共同で行う必要もありました。国家として安全性が担保された結果の高度経済成長であったことは言うまでもありません。

残る3正面の隣国とは、領土・領海問題や拉致問題また歴史認識問題を抱えており、隣人ではあるけれど決して真の友人にはなれないでしょう。このことは歴史が証明しています。

「隙があれば奪おう」3正面の隣人は常にそう考えているのが現実です。

政権交代後、普天間飛行場移設問題で米国との関係が不安定になり、その「隙ができた状態」になりました。

南西【南西諸島】の中国と北【北方領土】のロシアの一連の行動は偶然ではなく必然でした。残然ながら日本政府の対応は最悪です。2つの正面に同時に対峙するという事態になりました。

しかし、このままで済むかどうか・・・

西北【朝鮮半島】の竹島問題、拉致問題が心配です。現在の外交姿勢が朝鮮半島に悪影響を与えているのは間違いありません。事態が急展開する可能性を警告しておきます。

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