世界各国から東日本大震災に対する物的・人的支援をいただいています。
中でも同盟国である米国の支援が顕著です。米軍は横田の第5空軍を中心に、横須賀の第7艦隊、沖縄の第3海兵師団、三沢基地がタスクフォースを組んで統合作戦を行なっています。
コードネームは「Operation Tomodachi(友達作戦)」。
肩章(ワッペン)には日本語の漢字「友」と書かれてあり、米軍の並々ならぬ覚悟と意欲が感じ取れます。
しかし、放射能漏れがあった当初の段階では米軍は及び腰でした。
- 3月14日:水素爆発により自衛官が負傷、さらに飛び散ったコンクリート片で被曝。
- 3月17日:原発冷却のため、自衛隊ヘリによる被曝覚悟での放水活動。
ところが、これら自衛隊の行動を知ってから目の色を変えて積極的に作戦を展開しています。「トラスト・ミー」で信頼を失った首相もいましたが、日米同盟は政府高官の口先だけの約束ではなく、自衛隊員と米軍将兵との共同訓練を通じた深い絆なのだと思います。
これから対核攻撃統合特殊部隊CCMRF(シースマーフ)の先遣初動部隊であるCBIRF(シーバーフ)の約140名が派遣されます。
(つづく)