民主党の代表選挙が近づき、コップの中での争いが激化しています。議員だけによる投票なので国民の声は全く届きません。
政府は今後の政策について大方針を固めていますが、新首相の誕生で何が変わるのか不明です。本来、成熟した民主主義国家では、選挙を経ない政権は継続性が求められるものですが・・・
現時点で自民党の方針とは何が違うのか比較を示しておきます。これからの代表選挙で誰が何を約束するのか(しないのか)参考資料にしてください。
『ムダ排除』について
- 民主党:あきらめた。当初は、ムダ排除で9.1兆円、天下り禁止で12.1兆円、予算組み替えで20兆円〜40兆円捻出するとしていたが、今年のマニフェストでは全ての数字が消えた。
- 自民党:幻想は抱かせない。ムダ撲滅プロジェクトチームなどで取り組み実績を残したが、民主党のように何十兆円ものムダがあるかの幻想を国民に抱かせるようなことはしない。
『歳出削減』について
- 民主党:やらずにばらまく。「中期財政フレーム」では、歳出を横ばいに抑えるとしているが、どうやって抑えるか分野別内訳(分担)が書かれておらず、全くの“絵に描いた餅”。一方で、バラマキが増えていくばかり。
- 自民党:最大限やる。「骨太2006」などで、11兆円〜14兆円の歳出削減を分野別、国・地方別に明記し、シーリングと合わせ、血みどろになって実行。増税を極力回避するため苦渋の削減努力をした。
『増税』について
- 民主党:やる。ムダ排除は水泡に帰し、歳出削減努力はしない(無計画)という中で、バラマキだけは増え続けるので、いきなり増税となる。完全なマニフェスト詐欺で国民を馬鹿にしている。
- 自民党:最小限やる。「骨太2006」などによる歳出削減努力をした上で、なお少子高齢化への対応に必要な財源を確保するため、最小限の増税は不可避。昨年1月、税法付則に税制改革を明記。
【写真】韓国・金浦空港から強制送還された新藤義孝議員や稲田朋美議員とあいつぎ対談。政府に竹島問題解決を委ねることはできません。