川内原発視察(2)

現在、1・2号機ともに定期検査中ということになっている。九州電力は自主的に原子炉の燃料を一旦取り出し、機器の入念な点検や新規制基準への安全対策に取り組んでいという。まずは、発電所の概要説明や緊急安全対策の実施対策状況の説明を受けたあと、いよいよ現場視察となった。

作業着に着替え、ヘルメットを被り(もっと大きいサイズはないのか)、タービン建屋を通って中間建屋へ。敷地レベル+2メートル以下の全ては境界扉を水密扉へ取り替えてあったのが印象的。中間建屋には原子炉を制御する「中間制御室」があるいわば原発の頭脳部。緊急安全対策として、高圧発電機車による代替電源の確保、水を送る代替ポンプとして仮設ポンプの確保、隣接するみやま池からの代替水源の確保ができており、制御機能としては万全に感じた

いよいよ管理区域へ。さらに着替えて、靴を履き替え(28センチがあってよかった)、身体の放射線量を測定する機器を身につけ入念に事前検査を受ける。管理区域内で働いている九電や関連会社の従業員の人数がモニターで確認できたが、動いてないはずの1号機だけで約350人が同時に働いている。2号機を合わせると約700人が生産性の無い仕事をしていることになる。動いていても止まっていても掛かる人件費は変わらないということ

1号機の原子炉建屋に入り、静的触媒式水素結合装置や電気式水素燃料装置を確認した。次に燃料取扱建屋に入り、ホウ酸水に満たされた貯蔵プールの下に眠る使用済燃料目視することができた。このときは少し緊張を感じた。速やかに管理区域を脱出。身に付けた放射線測定装置はゼロのままで安心した

つづく