雑感「終戦の日」

8月15日「終戦の日」です。なんとなく「終戦記念日」という言い回しは避けてきました。日本にとって日本人にとって忘れたくても忘れられない、忘れてはならない大事な日であることは間違いないのですが。

今年は地元に滞在のため、①熊本県護国神社の英霊追悼祭に参列したのち、②熊本県主催の熊本県戦没者追悼式に出席する予定でした。ところが昨日、熊本県は台風10号による被害を考慮して②を中止することを決定したため、本日は①だけの参列になりました。

熊本県護国神社では、いかなる理由があれ国の命令で戦地に赴き、故郷を守ろうとの崇高な想いの中で命を落とした我が県関係の英霊に対し、衷心より哀悼の気持ちを捧げました。

本年5月1日には御代替わりが行われ、新時代を迎えたところです。この74年間、幸いにして我が国は戦争の惨禍に巻き込まれることはありませんでしたが、世界各地では様々な理由で争いが絶えません。自衛の為の戦争を余儀なくされた国もありました。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

戦前・戦中世代が少なくなった令和の時代ですが、私達は国政に携わる者として、歴史と謙虚に向き合い最善の策を選択していかねばなりません。外交での失政は取り返しが難しい場合もあります。これからも責任ある立場として、世界の恒久平和を目指していくことを固く誓います。

令和元年8月15日