今年5月、航空自衛隊に「宇宙作戦隊」が新編されました。我が国の安全保障にとって宇宙利用は死活的に重要です。体制面や予算面を含めて《宇宙安全保障の抜本的強化》を進めることは喫緊の課題のひとつです。
具体的アプローチとしては、測位・通信・情報収集等のための宇宙システムの整備とその能力の一層の向上を図ります。また、同盟国や友好国と連携して宇宙状況把握を始めとして必要な体制を構築します。さらに、宇宙システム全体の機能保証のための能力強化に取り組むとともに、国際的なルール作りに積極的に関与していきます。
本日、自民党で【宇宙総合戦略小委員会】宇宙法則・条約に関するワーキング・チームが開催され、宇宙状況把握(SSA/SDA)に関する民間企業からのヒアリングに加わりました。
宇宙空間には未だ明確な国際ルールがありません。今後想定される宇宙をめぐる状況変化に備えて、国家安全保障戦略の下で我が国の宇宙に係る安保体制が強固なものとなるように、不断の検討を継続していきます。