政見放送を撮りました。実は昨年10月に一度撮ってあったのですが、選挙が長引いて、季節も変わり訴える内容も変わってきたので撮り直しをしたのです。後援会の集会の様子も撮影しました。
当惑
衆議院本会議。午前の参議院本会議で否決された海賊対処法案・税制関連法案・国民年金法改正案を、3分の2以上の賛成多数で再可決しました。成立した海賊対処法ですが、民主党は反対。日本関係船舶以外の外国船舶の護衛を可能とすることなどが主な内容で、アフリカ・ソマリア沖で海賊対策に従事している自衛隊の活動根拠法になる大事な法律にもかかわらず・・・。
民主党の安全保障に対するスタンスは支離滅裂です。「インド洋への海上自衛隊派遣は即時撤退」、「米軍海兵隊のグアム移転と普天間基地の辺野古移転は白紙撤回」、「米軍は第七艦隊だけで十分」、「防衛費は削減して福祉にまわす」などなど、国土防衛や日米同盟や極東アジアの軍事バランスをどう考えているのか見えません。北朝鮮に融和政策を採った、亡くなった韓国のノムヒョン政権の発想と似ています。防衛省も米軍関係者も世界各国も当惑しているようです。安全保障に関しては、政権が移ったら間違いなく大変な事態になります。
臓器移植法はA案
衆議院本会議にて、臓器の移植に関する4法律案の採決が行われました。私が議員になって「党議拘束」がない法律案は初めてでした。通常の法案は、まず自民党の部会で議論を尽くし、衆議院で諮る際には賛成か反対か、党としての意思表示を決めてあります。今回の4法案については、党としての議論を行っておらず、「賛成しても反対しても構わない」ということです。法律案に関する事前の調査を独自で行なう事が求められましたので随分大変でした。提出順にA案→B案→C案→D案と順番に記名採決を行い、賛成過半数を超えた法案があった場合にはその時点で終了するという異例な手続きでした。私は最初のA案に賛成、否決された場合はB案・C案に反対、再びD案に賛成しようと思っていました。理由を話せば長くなりますが、端的に言えば「現状からの脱却」が必要だと感じたからです。結果は、A案が可決(賛成:263票、反対:167票)。自民党の麻生総理をはじめ、公明党・民主党・共産党・国民新党の代表はいずれも反対でした。すべての与野党のトップが反対にもかかわらず可決になった法律案は過去にあったでしょうか。今後「党議拘束」について議論を呼びそうです。