ありがとう東京消防庁

東京消防庁ハイパーレスキュー隊員の活躍は素晴らしいものがありました。帰京した隊員から活動報告を受ける石原慎太郎都知事の映像が放送され、記事にもなりました。

「みなさんの家族や奥さんにすまないと思う。ああ…、もう言葉にできません。本当にありがとうございました」

いつも強気の石原都知事らしからず、感極まり涙を隠すことも無く言葉を詰まらせながら感謝を述べておられました。私も同じ気持ちで涙を流して観ていました。皆さんもそうだと思います。

その場に参加した隊員の一人は、新聞記者にこう語りました。

「あの強気の知事が涙を流して礼を言ってくれた。上から物を言うだけの官邸と違って、われわれのことを理解してくれている。だから現場に行けるんだ」

都知事のリーダーシップと隊員の国民を守りたい想いが交錯し、お互いの信頼関係の下に国運を左右しかねない重要かつ危険なミッションを完遂し、結果を生むことが出来ました。

現政権も知恵を絞って懸命に対処していることと思います。しかし、「何か」が決定的に欠けていると感じているのは私だけではないでしょう。

その「何か」のひとつを石原都知事と東京消防庁隊員の皆さんが教えてくれた気がします。

【写真】ツイッター熊本交流会でパネルディスカッション。震災の現場でもツイッターの功罪が問題になりましたね。

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九州新幹線ひっそりと全線開業

大震災の翌日、3月12日は九州新幹線(鹿児島ルート)の全線開業日でした。

記念セレモニーは全て中止になりましたが、ひっそりと順調に運行を開始して10日目です。

鉄道はエネルギー効率や低炭素に長けています。

◎1人を1km運ぶのに消費するエネルギーは、(単位:kj/人キロ)

  • 新幹線  467
  • 大型バス 752(1.6倍)
  • 航空機 1619(3.5倍)
  • 乗用車 2577(5.5倍)

◎1人を1km運ぶのに排出する二酸化炭素は、(単位:g・CO2/人キロ)

  • 新幹線  19
  • 大型バス 51(2.7倍)
  • 航空機 109(5.7倍)
  • 乗用車 168(8.8倍)

航空会社に勤務していた者が言うのもなんですが、新幹線はソフト・ハード面も合わせて、日本の技術の粋を集めた世界に誇る最高の乗り物だと思います

「熊本に新幹線は不要」と放言した政治家がいて随分と年月がかかりましたが、みんなが待ってた新幹線です!

九州がひとつになって東日本に元気を送りたい!そう思います。

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【ビデオ】自粛中のJR九州のCM。とても良くできてますのでご覧下さい!

非被災地の役割

全国各地で行事やイベントが中止になっています。

熊本市では、大震災の翌日に「九州新幹線全線開通行事」が官民連携のもと盛大に行なわれる予定でしたが、すべて中止になりました。これは仕方ないことだと思います。

また、熊本城界隈で3月27日まで開催が予定されていた「お城まつり」も中止になりました。熊本市内のホテルによると宴会場の予約のキャンセルがあいつぎ、3月だけで数千万円単位の損失が発生したとのことです。

全国が「自粛ムード」に傾きつつあります。一万数千人の死者や行方不明者、数十万人の避難者、そのご家族のことを思うと、同じ日本人として、お祭りやお祝い事が「不謹慎」という理屈はわかります。彼らと一緒に悲しみを分かち合うことも大事です。

しかし、誤解を恐れずに言えば、今後、被災地の復興に一番必要なものは資金です。募金だけ足りるはずもなく、政府が大規模な補正予算を組むことになります。その原資の大部分は国債発行ですが、最終的には日本の経済を活性化させて税収で償還せねばなりません。

被災された皆さんは、「自粛」を望んでいるでしょうか。

計画停電を指定された地域や、それ以外でも余震も続いている関東や東北地方でのイベント中止は仕方ないでしょう。しかし、熊本県や九州で同じように長期間イベントを自粛する事は現実的ではありません。

被災地復興は長期戦になります。阪神淡路大震災の時に仮設住宅を最後に出た方は、震災から5年後でした。

被災者も「自粛ムード」を歓迎しないでしょう。

自粛しても仮設住宅は建ちません。悲しみを分かち合っても食料を送れるわけではありません。道路や学校を新しく造るには莫大な資金と労力が必要です。西日本はしっかり稼ぐことが求められます。あらゆる経済活動を継続していく必要があるのです。

イベントの冒頭に震災で亡くなられた方々に黙祷を捧げ、会場に募金箱を設置し義援金を募り、粛々と予定通りのスケジュールを進めましょう。それがひいては被災者や日本復興のためです。

「がんばれ日本!」

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【写真】被災地救援活動と平行して日常活動を再開!

 

救援募金等お願い

当該ブログをご覧の皆様へ。

ホームページ表紙に『東日本巨大地震 救援募金等ご協力のお願い』というバナーを貼ってます。転送先⇒ http://www.jimin.jp/index.html

  1. 義捐金募金のお願い
  2. 緊急救援物資提供のお願い
  3. 節電ご協力のお願い

以上の3点のお願いです。

木原みのる事務所及び自民党熊本県第一選挙区支部では、救援・復旧対策を最優先に政府に全面協力するとともに、被災者支援の運動を行います。

是非ご協力ください。

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野党・自民党としての提案

本日(3月15日)、自民党は「東日本巨大地震への対応について」と称して、以下の声明を発表しました。

 現下の国家的危機に対して、全政党及び政府は、総力を挙げて対応しなければならない。従って、国会対応についても、予算・関連法案については、速やかに協議をしつつ、年度内に何らかの結論を得るべきである。また、この事態に対する緊急措置が講じられ、復興への道筋が見えるまで、与野党間の激しく対立する議論(「政治とカネ」の問題、年金問題、子ども手当等政策的相違が大きい問題)等については、災害復旧に影響を及ぼさない扱いが必要である。いずれにせよ、各党はそれぞれの経験と知恵を絞り出し、国民が復興へ向けて力強く歩み始めなければならない。わが党は下記の提案等により、その決意と覚悟を示したい。

1.人命救助、被災者支援に全力を傾注するとともに、福島原発問題は喫緊の最重要課題であり、万全の対応を尽くす。

2.23年度予算は来週審議に入り、年度内に結論を出す。

3.関連法案(国税、地方税、関税、特例公債、地方交付税等)についても、来週審議に入り、少なくとも来週中には参議院に送付する。参議院の採決の時点において、それらの修正及び「つなぎ法案」のあり様については、野党としても協力し、結論を得るものとする。

4.子ども手当については、この緊急時においては、凍結する。

5.22年度予備費約1,700億円、23年度予備費1兆1,600億円を併せて、当面の災害対策費として充て、被災地に対して速やかに交付し、被災者に希望を持たせなければならない。

6.その間、復旧等に要する23年度補正予算、さらなる復旧等のための財源として、子ども手当及び高速無料化等、23年度予算に計上されたもの等を廃止する。そのうえで、5.と併せて新たな5兆円規模の緊急対策を講じる。

7.その後の地域の復興計画の作成にあたっては、別途最大限の努力を行う。

8.「東日本巨大地震災害対策与野党協議会(仮称)」を設置する。協議会の運営については、適宜調整するものとするが、

  • 政府は防災担当大臣、各党は幹事長・書記局長、政調会長が常時出席し、必要に応じ、各党代表が出席する。・院内常任委員長室に看板をかけ、逐次開催する。
  • 政府・各党間で情報共有を図る。その前提として、政府は迅速・正確な情報開示に努める。
  • 各党は災害復旧に関する建設的意見を提案する。政府はその実現可能性について精査したうえで、その実現に努める。
  • この協議会は、あくまで復旧対策のための場とする。

以上

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