北朝鮮は、21日6時45分頃から50分頃、西岸から複数発の短距離弾道ミサイルを東方向に発射した。
ミサイルは6時50分頃から55分頃、北朝鮮東北部の沿岸付近に落下。いずれも我が国の排他的経済水域(EEZ)外であった。従来のスカッドの軌道よりも低い高度を、約300~400km程度飛翔したものと推定される。
政府においては「北朝鮮情勢に関する官邸対策室」において情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集。その後、国家安全保障会議(NSC)を開催し対応について協議を行った。私も出席した。
今般の北朝鮮のミサイル発射は、今年3回目で3週連続。このような弾道ミサイル発射は安保理決議に違反するものであり、我が国として北朝鮮に対して厳重に抗議した。
世界各国が新型肺炎感染症の拡大抑止に全力を尽くす中での、一連の常軌を逸した行動は、我が国のみならず、世界中から強く非難されるものであろう。