予算委員会

衆議院で予算委員会が始まりました。予算委員長は小野寺五典さんです!約10年前、小野寺五典防衛大臣(当時)の大臣政務官として共に仕事をさせていただきました。大変感慨深いものがあります。

質問のトップバッターは自民党を代表して萩生田光一政務調査会長でした。「防衛省におけるスタートアップとの関係」について、建設的な提案がありましたので、前向きな答弁をさせていただいたところです。

臨時国会が開会

10月20日から12月13日までの55日間、第212回臨時国会が開催されます。内閣改造後初めての国会開催です。

本日は、衆議院にて総理大臣の所信表明演説に対する質疑行われ、防衛大臣として初めての答弁は、稲田朋美議員に対する「原子力発電所の防護について」でした。

また、先立って行われた本会議において、額賀福志郎議員(茨城2区)が全会一致で第79代議長に選出されました。同じ政策グループであり、私の当選1期目には防衛庁長官をお務めいただいた先輩でもあります。

自衛隊殉職隊員追悼式

総理大臣にも参列いただき、防衛大臣主催による「令和5年度 自衛隊殉職隊員追悼式」を執り行いました。

本年4月に宮古島沖で発生した陸上自衛隊ヘリコプター事故で亡くなった隊員10人をはじめ、殉職した26人の名簿を防衛省内の慰霊碑地区「メモリアルゾーン」にある慰霊碑に納めました。

任務の完遂に務めながらも、志半ばにしてその職に殉じた隊員の勇姿と名前を心に刻み、ご遺族と共に前に進んで参ります。

陸上総隊司令部を視察

昭和35年に開設した歴史ある朝霞駐屯地を訪ね、陸上総隊を視察しました。陸上総隊は、全国の陸上自衛隊を一元的に運用するための組織であり、我が国防衛の中枢です。

令和6年度末には常設の統合司令部を設置することとしています。島嶼防衛や大規模災害といった各種事態に即応するため、各方面隊や水陸機動団や第1ヘリコプター団など唯一無二の直轄部隊を指揮する陸上総隊の司令部が果たすべき役割は大変重いと言えます。

佐世保市で部隊視察

①陸上自衛隊相浦駐屯地を訪ね、水陸機動団を視察しました。南西地域の防衛体制の強化は我が国の防衛にとって喫緊の課題です。離島が多く存在する南西地域の防衛の鍵となるのが島嶼防衛であり、そのプロフェッショナルが水陸機動団。水陸両用作戦は極めて難易度の高いもので、各国とハイエンドな訓練を行い、その絆を強固なものとしてきた水陸機動団は同盟国・同志国との連携の象徴でもあります。

②海上自衛隊佐世保地方総監部を視察ました。佐世保には1200キロに及ぶ南西諸島や東シナ海を警備区とする佐世保地方隊があります。イージス艦を含む艦艇が数多く在籍しているのみならず、他基地の護衛艦も頻繁に出入りしています。米軍艦艇も所在するなど、我が国そして地域の平和と安定にとって重要な場所です。9月には佐世保地方隊は創設70周年を迎えました。まさに、地域と共に歩んできた70年であり、これからも様々な取組を通じ自衛隊や国防についての理解を深めてもらえるよう努力することを期待しています。

③護衛艦「みくま」に乗艦しました。「みくま」は、本年3月に就役したばかりの日本で一番新しい護衛艦です。海上自衛官の任務が質・量ともに増大しており、特に艦艇乗員への負担はかつてないほど重いものとなっています。こうした中、省人化を進め、警戒監視任務に加えて、機雷の処理など多様な任務への対応能力を向上させた多機能な護衛艦はFFMと呼ばれ、海上自衛隊にとって大変重要な艦艇です。また、新しい戦い方が顕在化している今日、水上・水中無人機を運用可能なFFMは、隊員の安全性の確保と効果的な任務遂行を両立させることができる、新しい艦艇でもあります。