令和5年自衛隊音楽まつり

11月17日と18日の二日間、全6公演が無事に終演しました。

今年はゲストバンドとして、初出場のマレーシア軍中央音楽隊をはじめ、在日米陸軍軍楽隊、米兵隊第3海兵遠征軍音楽隊を迎え、大変素晴らしい内容の公演だったと思います!

音楽の魅力は国境を越えた万国共通のものであることを、多くの来場者やSNS視聴者の皆様に伝えることができたと感じています。

陸・海・空中央音楽隊をはじめとする、自衛隊の出演部隊の諸官ならびに裏方で設営等に携わった隊員諸官は本当にお疲れさまでした。

そして、ご来場・ご視聴の皆様、また、ご協力いただいた皆様に感謝致します。誠にありがとうございました。

日本・ASEAN防衛担当大臣会合

第8回「日本・ASEAN防衛担当大臣会合」がインドネシアにおいて開催されました。私はオンライン参加です。(現地には宮澤副大臣を派遣)

国際社会は、東シナ海・南シナ海におけるものを含め、力や威圧による一方的な現状変更やその試みに直面しています。また、経済的威圧や、不透明・不公正な開発金融を通じた影響力の広がりもみられ、安全保障環境は、厳しさと複雑さを増しています。

本年が日ASEAN友好協力50周年であることも踏まえ、日本とASEANが共有している地域の将来像を確認し、その実現に向けて防衛協力を新たな段階へと進めるべくスピーチしました。

将来像の実現に向けた4つの柱として、以下を提示したところです。

  1. 日ASEANで力や威圧によるいかなる一方的な現状変更も許容しない安全保障環境の創出
  2. 日ASEAN防衛協力の継続と拡充
  3. 日ASEAN防衛関係者の更なる友情と機会の追求
  4. ASEAN・日本・太平洋島嶼国の連携の支持

また、日本とASEANが共有しているビジョンを実現するためのこれらの努力を、「防衛協力強化のための日ASEAN大臣イニシアティヴ:ジャスミン(Japan-ASEAN Ministerial Initiative for Enhanced Defense Cooperation: JASMINE)として、参加各国に提示しました。

令和5年度航空観閲式

航空自衛隊入間基地にて「令和5年度航空観閲式」を開催しました。私は防衛大臣として主催者になります。

ちなみに、陸上自衛隊は「観閲式」、海上自衛隊は「観艦式」、航空自衛隊は「航空観閲式」と言います。自衛隊記念日記念行事として、それぞれ3年に1度行うものです。

その目的は、自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図るとともに、防衛力の主力を展示し、自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めるものです。

本日は、観閲官である岸田文雄内閣総理大臣の出席のもと、巡閲などを行いました。

米国統合参謀本部議長が来日

第21代アメリカ合衆国軍統合参謀本部議長に就任したブラウン空軍大将が防衛省を表敬訪問。就任後初の海外訪問として日本を訪れたものです。

米軍の「統合参謀本部議長」とは、いわゆる制服組のトップで、自衛隊の「統合幕僚長」に相当します。ブラウン議長の来訪を歓迎しました。

法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を実現し地域の平和と安定を確保するため、日米同盟に求められる役割はこれまで以上に大きくなっています。

会談では、本年10月のオースティン国防長官との会談結果を踏まえ、インド太平洋地域での日米の連携を強化していくことを確認しました。

🇯🇵🇬🇧日英2プラス2

第5回目となる日本と英国による外務・防衛閣僚会合(通称「日英2プラス2」)を実施しました。

メンバーは日本側から上川外務大臣と私(防衛大臣)、英国側からクレバリー外務大臣とシャップス国防大臣です。

思い起こせば、第1回目はおよそ10年前で、私が防衛大臣政務官の頃でしたので、大変感慨深いものがあります。

会合では日英の安全保障・防衛協力や地域情勢等について幅広く議論し、両国の連携を一層強化していくことを確認しました。