上京する飛行機の中で、某新聞(全国紙)を読んでいると政治面に「自民党新人議員のグループ分け」が掲載されていた。私は「反政権・反麻生グループ」の筆頭のような扱いで、中川秀直議員・小池百合子議員と行動をともにしているような書かれ方。内容はともかく、この件に関して某新聞の記者から取材は一切受けてない。小池議員とは、毎週国防部会で話をするが、政局の話はしたことがない。中川秀直議員とは、ここ2年くらい話をしたことがない。「何を根拠に書いたのか」と某新聞社政治部デスクに抗議の電話をしたところ、「不適切な内容だった」と素直に謝罪があったので訂正と謝罪の掲載までは求めなかった。天下の大新聞でさえその程度である。最近の新聞記者(全員ではないが)の取材能力の低さと偏向報道には嫌気がさしていたが、自分のことが書かれて益々不信感が募った。
逆風
郷土愛育成
今回だけは
平成21年度予算案及び関連法案が衆議院を通過しました。憲法規定の30日ルールにより、予算の年度内成立に見通しが立ったことは、当面の責任を果たすことができたと思います。昨年の「ガソリン国会」のように、予算案に対して野党が執拗に抵抗しなかったことは、今の経済情勢を鑑みれば賢明だったと評価します。今後、審議は参議院に移りますが、予算を新年度から執行するためには、関連法案(60日ルール)の成立が不可欠です。今回だけは、速やかな審議と議決を野党は果たす義務があります。日本経済は待ったなしの状態です。「足りない」との理由で反対であれば、成立後に補正を組む事だって可能です。来年度当初から確実に予算執行しないと、地方も困りはてることは分かっているはずです。
陸上総隊の検討へ
8時から自民党国防部会防衛政策検討小委員会。「防衛大綱」の見直しに関する議論。海・空自衛隊には、いわゆる最高司令部があるのに陸上自衛隊には存在せず、米国陸軍司令部とのカウンターパートがないと指摘。これから「陸上総隊(陸上自衛隊最高司令部)」を検討していくことで合意したわけですが、同時に方面管区制(西部方面総監部など)の廃止という声が出ました。これには賛成できません。憲法の制約上また集団的自衛権の政府解釈上、自衛隊の活動には国民の理解が極めて重要であり、その役割を担っているのが地方に所在する自衛隊員です。札幌では「雪祭り」の雪を運んだり、熊本では公道でパレードを行ったり夏祭りの際に駐屯地を民間に開放したり、方面管区制には地域に根ざし文化に溶け込む役割もあるのです。
帰熊。熊本市議会議長の就任祝賀会に出席し祝辞を述べました。竹原孝昭先生に心から敬意を表しお祝いを申し上げます。明日は東京へトンボ帰り。

