●馬場成志(ばばせいし)熊本県議会議員後援会主催のボーリング大会に参加させていただきました。
●熊本市託麻原校区老人会で国政報告をさせていただきました。
●熊本城稲荷神社の「月並式」に参加しました。
●熊本市に隣接する湧水池の一角にある「浮島熊野座神社」を訪れました。湖面に浮かんでいるような神社です。水温は年間を通して18℃で、コイ・フナ・ウナギ等魚種も豊富だそうです。今日も釣り人がたくさんいました。池で元気に泳ぐ中学生や浅瀬で水遊びに興じる親子連れも多く、憩いの場としても地元で利用されています。
●熊本市沼山津にある「横井小楠記念館」を訪問しました。横井小楠(よこいしょうなん)は肥後藩出身の政治家です。現実に根ざした学問のあり方(実学)を示しました。藩役人を削減したり藩校を廃止したり、現代の「行政改革」を行いましたが、執筆した「時務策」が藩行政を批判したという理由で肥後藩からは干されてしまいます。しかし、明治維新後には新政府の要職である参与として国政に登用されました。活躍が期待されましたが、開国論者であった為に攘夷論者の凶刃に倒れました。当時の政治家は命を懸けて真剣に郷土や日本のあり方を考えていたのです。
●熊本日日新聞本社を訪ねました。「議員サロン」コーナーの取材を受けました。
●熊本城稲荷神社で「夏越大祓(なごしおおばらい)」の祭事が行われました。一年の後半を迎えるに当たり、過去半年間の知らず知らずに犯せる「罪・けがれ・あやまち」を祓い清めて清新なる神心に戻し、すがすがしい身心となって、明日からの生業にはげみ、悪疫にかかる事無く酷暑を無事に過ごすことの出来るよう祈願する日本古来の伝統久しい行事です。家内が参加しました。どうしても当日行くことのできない方は、紙の「人形」として参加できます。私の場合も今回は代理で「人形」が「茅の輪(ちのわ)」をくぐりました。『夏越しのはらへする人は千歳の命延ぶというなり』
9:30、来客対応。
10:30、「伝統と創造の会」の勉強会に参加しました。中国民主化活動家アーピン・ツァン氏による「民主化活動家から見た中国と中国共産党の現状」というテーマの講演を拝聴しました。
12:30、「無派閥新人議員の会」定例会が行われました。
13:00、「83会勉強会」に出席しました。9月に行われる自民党総裁選挙の歴史や仕組み・実施要領について党本部からの説明が行われました。自民党総裁=総理大臣を選びます。
15:00、「無派閥新人議員の会」幹事会に出席しました。当会の事務局を務めます。
16:00、「自民党金融調査会 貸金業制度に関する小委員会」に出席しました。上限金利に関して2時間にわたる激しい議論の末、結論には至らず来週に続きます・・・小委員長、ご苦労さまです。
19:05、JAL便で帰熊。
国会が閉会中にもかかわらず、「自民党金融調査会 貸金業制度等に関する小委員会」では積極的に議論が展開されています。いわゆる「グレーゾーン金利問題」についてです。日本の貸金業は、二つの上限金利により金利規制を受けています。出資法の上限金利(29.2%)と、利息制限法の金利(貸出元本額により年20.0、18.0、15.0%)です。出資法には悪質な貸金業者を取り締まる目的があり、上限金利を超える高金利は刑事罰の対象になりますが、利息制限法は賃借契約を民事で規定するもので20.0%を超えても刑事罰を問われません。こうした二重基準によって生じた20.0〜29.2%の間を「グレーゾーン」といいます。消費者金融会社などの金利がここに設定されているのは、刑事罰の対象にならないからです。
今回の、貸金業制度見直しの目的は、①多重債務者が自殺に追い込まれる事態を救済すること、②「ヤミ金業者」の追放、です。「ヤミ金業者」とは、出資法の上限金利を超える高金利で貸し付けるなど、貸金業規制法に違反する貸金業者をいいます。決して払うことの出来ない高金利で契約をした上で生命保険をかけて自殺に追い込む極めて悪徳な業者も存在します。
この点、貸金業界は、逆に今まで金利を下げすぎたことでヤミ金業者を増長させたと主張しています。今後、さらに金利を下げれば中小零細貸金業者は倒産し、大手業者も審査が厳しくなり、その結果として貸し渋りがおこり、真面目な利用者の利便性を損ないヤミ金業へ流れる人が増えると警告しています。
しかし、年間自殺者3万人のうち8千人が、はじめは正規貸金業者から短期・小口で借りた事をきっかけにヤミ金の餌食になってしまった多重債務者である一方、高額納税者の上位に大手貸金業の役員が顔を揃えている現実があります。また、莫大な広告費を使って「簡単で手軽なキャッシング」を至る所に大量宣伝して積極的に借金を促し、テレビCMなどで女性タレントや動物を利用して借金への抵抗感をなくすことを助長している日本の現状は、先進国として正常ではない気がします。
思うに、今回必要な貸金業制度の見直しは、ヤミ金業者を徹底的に追放する法整備を整えることは勿論、ヤミ金業へ流れる客層を大量生産している正規貸金業者にも一定の歯止めをかけることではないでしょうか。利用者が理解し難い「グレーゾーン」は、司法(最高裁判決)の要請に応えるためにも撤廃は避けられないでしょう。
「借りる人は自己責任があり借りたら返すのが当たり前」という意見はその通りだと思いますが、「貸さない親切」もあって然るべきであり、「勤労の尊さ」を再確認する契機になればよいと考えます。いよいよ明日は「上限金利」の議論です。