「建国記念の日」奉祝式典に参加しました。いうまでもなく、建国をしのび、国を愛する心を養う
国民の祝日です。この日はかつて「紀元節」という祝日でしたが、戦後になってこの祝日は一度廃止されました。1966(昭和41)年から「建国記念の日」として復活しました。
初代の神武天皇は127歳まで生きたと言われる方であり、曾お爺さんはニニギノミコトという神様、さらにそのお祖母さんは天照大御神(あまてらすおおみかみ)であるように、天皇制は神話から生まれた制度であると言えます。その制度は男系天皇が維持されることによって、万世一系で125代、2665年続いて参りました。
天皇制の長い伝統は、私たちの祖先の価値観と日本人の心の継承であります。日本の皇室と西洋の王室との違いは日本の場合「権威の象徴」であり、西洋の場合「権力の象徴」です。日本の伝統・文化・歴史の核である天皇制を根本的に拙速に変えてしまうことは暴挙に近いことだと思います。少なくともすべての国民が「女性天皇」と「女系天皇」の違いを理解する時間が必要です。
秋篠宮紀子さまの御懐妊の兆候の報道には本当に感動いたしました。平安時代、天皇の座に就こうとする弓削道鏡(ゆげのどうきょう)の野望を退けた和気清麻呂(わけのきよまろ)が現代にも登場した気分です。今回の「皇室典範改正問題」は収束に向かうと思いますが、本質的に解決は出来ておりません。安定的な男系継承へ向けて、謹んで議論を重ねて参ります。