日章旗と君が代

立場上、様々な式典や行事を訪問する機会があります。

「国旗掲揚」や「国歌斉唱」が疎かになっているように感じます。

それでも、「国旗国歌法」が制定される以前と比較すると、随分まともになってきたとの話です。

小・中・高等学校の運動会では、起立もせずおしゃべりに興じるご父兄が散見されます。また、入学式・卒業式では起立をしない教職員が確かにいます。

昨年の総選挙で、二つの日章旗を切り刻んで某政党旗を作った「事件」もありました。

今年はサッカー・ワールドカップが行われました。オリンピックをはじめ、どのスポーツ大会でも国旗が掲揚され国歌が吹奏されます。

サッカー日本代表の選手達は肩を組んで団結を示しながら斉唱していました。他国の選手は、直立不動で姿勢を正して、また胸に手を当てながら声高らかに斉唱します。日本代表選手に決して悪い印象は持ちませんが、国歌を歌いなれていない感じがします。協会も指導をしていないのでしょう。

独立国家の国民は、自国はもとより他国の国旗国歌に対して敬意を払うのが国際常識です。日本ではそのような常識を教育している形跡がありません。私も学校では教わった記憶はありません。本来、家庭教育の範疇かもしれませんが、今の若い親御さんに期待することは無理です。

現行の国旗国歌法においては、教育現場での国旗掲揚・国歌斉唱の法的根拠はなく、多くは地方行政に委ねられています。

以前、皆さんに請願をお願いしましたが、国会で「廃棄処分」されました。

早急に、国旗掲揚・国歌斉唱時の姿勢や、敬意を払わなかった場合の罰則など、細部についても規定する必要があります。

 

「国旗及び国歌に関する法律」(平成十一年八月十三日法律第百二十七号)

第一条

 第一項 国旗は、日章旗とする。

 第二項 日章旗の制式は、別記第一のとおりとする。

第二条

 第一項 国歌は、君が代とする。

 第二項 君が代の歌詞及び楽曲は、別記第二のとおりとする。

以上

【写真】ラジオ「熊本天国」でも国旗・国家について話しました。ニコニコ動画をご覧下さい。

 

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朝鮮学校の無償化について

 

「高校無償化」について朝鮮学校を対象にするかどうか話題になっています。

 

つまり、北朝鮮籍の子女を教育する機関に日本国民の血税を支出するべきかどうかという問題です。

言いたいことはたくさんありますが、あえて感情的なこと書きません。

あくまでも論理的・法的に皆さんと考えてみましょう。

 

1.             北朝鮮は多数の日本人を拉致した国であり、日本と国交はありません。

 

2.             朝鮮学校は、その北朝鮮の支配下にあります。

 

3.             朝鮮学校の教育内容は、反日的な思想教育が含まれています。

 

4.             朝鮮学校の卒業生は朝鮮総連に加入し、日本国内で得た利益の一部を北朝鮮に送金します。また、国内で反日行動を行います。

 

5.             朝鮮学校は、文科省認定の「高等学校」ではなく、専門学校や自動車学校と同じ「各種学校」です。

 

6.             憲法89条は、「公の財産」は「公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない」と規定しています。

 

7.             日本の財政は大変厳しい状況です。

 

 

もう詳しい解説は不要ですね。

 

これだけ高いハードルを乗り越えて、それでも朝鮮学校を無償化しますか。

 

それは何のためですか。誰のためですか。

 

私は「高校無償化」そのものに大反対ですが、「朝鮮学校の無償化」については、全くの理解不能な状態です。


【写真】子どもの夏休みもまもなく終わり。夏祭りもあと少し。

 

 

 

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小泉政治に学ぶこと -4-

 

「おれの信念だ。殺されてもいい。それくらいの気構えでやっている」

衝撃的な言葉でした。

 

小泉政治に対して、当時も今も賛否両論があります。

しかし、結果として最後まで国民からの高い支持率を維持したのは事実です。

 

 

私が小泉政治に学んだこと。

 

●有権者は【バラマキを求めていない】こと。

ポピュリストになってポピュリズムをする必要は全くない。

後世のためであれば、時には厳しい決断も許していただける。

 

●政治家は【覚悟見せる】こと。

覚悟を決めることは出来る。

しかし、それをしっかり国民に示すことは難しい。

でもそこが大事だということです。

 

<おわり>

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小泉政治に学ぶこと -3-

 

バブル経済がはじけた後、平成10年頃の日本は本当に厳しい状況でした。

日本経済は瀕死の状態でした。

 

急激な変化を望まない日本人ですが、さすがにその当時の日本は緩やかな変化を待てる状態ではなかったのです。

 

副作用を覚悟で「小泉改革」というニトログリセリンが必要だったのです。

 

財政面や経済面だけを考えると、もしも「小泉改革」がなければ、その後の日本は立ち行かない状態になっていたことが予想されます。

 

小泉政権下での功績の一部です。

●不可能と言われた不良債権を処理

●失業率大幅回復

●税収増

●株価が7,000円台から15,000円台に(国際的な信用回復)

●高齢国会議員の引退勧告(定年制導入)

●派閥主導の閣僚人事を廃止

●北朝鮮拉致被害者の一部帰国

 

一方で、評価し難い政策もありました。

●制度設計が甘かった三位一体改革(税制改革)

●産業によっては過度で早急な規制緩和

●女系天皇の容認

 

一部の地域や産業は強い薬の副作用と、急激な変化による適応障害に悩ませられることになります。それでも「聖域なき構造改革」は妥協を許しませんでした。

 

一方で、小泉総理は世界の先進国各国からその政治手腕を高く評価されました。

その証拠に、サミット(平成16年)での写真撮影では、堂々と中央に位置しています。中曽根総理以来のことでした。

 

<つづく>

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